『プラクティス』

先月の『室長レター』が更新されて間もなく、10月の模試の成績表が返ってきました。
レター1
6月の偏差値39から始まって、見事な右肩上がり(^o^)↗↗↗10月には偏差値61に到達しました\(^o^)/なんと4ヶ月で、22ポイント(39⇒61)も上がっているのです。この子が成功した要因はもちろん、「私の教え方が上手だったから」…では、ありません。

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先日、友人たちと集まった際、「ダイエット・コーラを飲んでるヤツって、たいがいメタボじゃない?」なんて、クダラナイ話しをしていたのですが、その友人の中のひとりが、「これ、イィよ♪」といって、バッグから取り出したペットボトルが、なんと【ペ○シ・ストロングゼロ】でした。(+o+)
「つか、オマエかよ!!!笑」と、四方からツッコミを入れられた彼は、御多分に洩れず“ぽっちゃり”していました…(笑)「そもそも、体に気を遣っているヤツが、コーラ飲むか?!」「そこまでしてコーラ飲みたいか?!」と、まわりから、総スカンを喰らっていたのですが、そのときふと思い出したのが、以前の『室長レター』で書いた「ガラホ」。皆さんは、「ガラホ」をご存知でしょうか?

https://staging.weg.jp/letter/letter-1805/
『室長レター』2015年2月号 -スマート- より抜粋
スマートフォンを使いこなせない人たちのために、
デザインは“ガラケー”と同じプッシュ式。
画面タッチでの操作はできないが、スマホと同じ機能は使える。
それを“ガラホ”と呼ぶらしいのです。何と言いますか…
「そこまでして、スマホを持ちたい人いるのか???」と、
私は疑問に感じてしまいました。外見はガラケー、中身はスマホ。
その時点で、もはや「スマートさ」は完全に失われています(+o+)
本末転倒な感じが、半端ではありません\(◎o◎)/!

なにが言いたいかというと、体に気を遣ってダイエットしようとしても、コーラを選んでいる時点で、既にダイエットの意識は低いということです。つまり、変わろうとしていない。いまだに“ガラケー”を愛用している私が言うのもナンセンスですけれども…

・本当にスマートになりたいなら、ガラホではなく思い切ってスマホにします。
・本当に体重を減らしたいなら、コーラではなくキレイな水を飲みます。
・それでもコーラが飲みたいならば、腹をくくって普通のコーラを飲みましょうよ。

ということなのです。
中途半端で男らしくない選択が、私は好きではありません。それって、なにも変わってなくない???と。

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・うまくやっている先輩の話し
・本を読んで学んだ前例
・研修やセミナーで得た知識  etc…

ある調査会社によると、これらを見たり聞いたりした後で実行に移す人は、たった5%だそうです。残り95%の大多数の人たちは「あぁ、なるほどね」とは思っても、行動が変わらない…。新しいことを学んだとしても、時間の使い方を変えなければ、教わる前と何も変わりません。つまり勉強したとしても、その後の“習慣”を変えなければ、元の自分のままなのです。

たとえば、ピアノが本当にうまくなりたい人は、先生とのレッスン以外にも、猛練習を重ねます。本当にやせたいと思っている人は、ラ○ザップに通ってトレーニングする以外にも、過酷な食事制限をします。ついこの前、『情熱大陸』(TBS)に出ていた20歳の女性ピアニストは、1日の練習時間は8時間以上だと言っていました。『アスリートの魂』(NHK)に出ていた高校2年生の女子サーファーも、海に出る日は、朝6時から8時間も波乗りを練習するそうです。

何かで成功している人たちは、「成功するための習慣」を、「成功に近づくような時間の使い方」を、身に付けているのです。レッスン後の猛練習や日常生活での食事制限は、まさに“習慣”そのものです。

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冒頭の偏差値アップの事例に話しを戻しましょう。成績が上がった理由を、ちびまる子ちゃんの丸尾くん風に言うと…ズバリ!その生徒自身が
勉強する時間の使い方を変えて、成績が上がるための習慣を身に付けたことでしょう~♪となります\(◎o◎)/
ですから、

・レッスンを受ければ、ピアノが上達する
・ジムに通えば、ダイエットできる

といった考え方は、根本(こんぽん)的に間違っています。「塾に行けば、成績が上がる」というのも、真っ赤なウソ。成果を上げている生徒は、“習慣”を変えているのです。習慣を変えるために、根本(ネモト)的にオススメの本がこちら\(^o^)/

『時間とムダの科学』(プレジデント社)

この本の中で、大前研一さんは、次のように言っています。

  人間が変わる方法は3つしかない。
    1つは時間配分を変える。
    2番目は住む場所を変える。
    3番目はつきあう人を変える。
  この要素でしか人間は変わらない。
  最も無意味なのは「決意を新たにする」ことだ。

つまり、決意を新たにしたところで、行動や習慣が変わらなければ、何にも変わらないということです。英語の慣用句でも、このような表現があります。
「Habit is a second nature.」(習慣は、第二の天性である)

そして、今月号のタイトル「プラクティス:practice」を辞書で調べてみてください。「習慣」という意味も出てきますよね。

さて…どうでしょうか。
あなたは、決意が新たになりましたか?(-ω-)www

稲門学舎 板橋校
根本 渉

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