慶應義塾大学(商)合格の木村友哉君(私立成城)
小5から稲門で、合宿参加がターニングポイントだった!
慶應大学合格体験記
小学5年生の頃、私の周りには有名私立中学を受験する友人が多くいた。初めは、中学受験をする気など全くなかったが、学校では教わっていないことを周りの友達が当たり前のように身につけているのに魅せられて、いつの間にか受験をしたいと思うようになっていった。 両親と相談して、色々と話をした結果、稲門学舎に入塾することとなった。それが稲門学舎との長い年月の始まりとなった。稲門学舎の先生方には、授業の学習のスケジュール管理・過去問や入試対策用のテキストなど、受験スタートがかなり出遅れた私に色々な面でバックアップしてくれた。しかし、私に明確な目標校があったわけではなく、周りに感化されただけの受験動機だったので、私は、先生方の全力のサポートにもかかわらず、地元の区立中学校に進学した。
中学校でも、高校受験の明確なイメージが持てないまま、毎日遊び呆けてしまい、校内テストでほぼ最下位の成績を取り続けた。中2になると、学校の教室で単語帳や参考書を開いている友達がちらほら目立ち始め、ようやく焦りを感じ始めた私は、稲門学舎の伝統行事である「特訓個別合宿」への参加を決意した。大変恥ずべきことだと思うが、当初の私は、この合宿に修学旅行気分で参加をしていた。しかし、いざ始まってみると、勉強への意識付けが全くなされていなかった私にとって、1日12時間の勉強は苦痛でしかなかった。1日目の夜にして早くも「帰りたい」と思っていたが、そういう訳にもいかず2日目の授業にしぶしぶ参加した。 2日目も初日と同じ分野の問題を解いていったが、ここである変化を感じた。今まで理解が及ばなかった英語や理科の苦手箇所が、完全ではないにしても以前よりは確実に理解できるようになっていた。長期的に計画し、ゆっくりと取り組むのとは違い、短期的に!分野毎に!集中的に!潰していく!この合宿の特性がハマったのだと思う。相変わらず長時間勉強の辛さは感じていたものの、2日目からは、「勉強が楽しい」という感情が徐々に生まれてきた。やればやった分の成果が出るという自信が出てきた私は、残りの授業も全て真剣に取り組み、ついに苦手分野を克服することができた。そして、勉強に対する意識付けという大きな武器を合宿において手にすることができた。合宿後、志望校も定まり、ますます勉強に対する意識を高めていった私は、合宿前とは比較にならないほど勉強に励んでいき、学校のテストでは3教科で学年5位に入り、国語のテストでは学年1位を取るなど成果も表れ、結果、第一志望校に合格することができた。
高校1年時は稲門学舎に通わずにいたが、2年から大学受験の準備で通い始めた。高校の部活動が毎日あるような状況でも、勉強の効率を損なわないように、稲門の先生方は学習管理をして下さった。そのおかげで、余裕の無いスケジュールの中でも勉強時間を作っていくことができた。大学受験においては、先生方のサポートが心強く安心して勉強に励むことができた。だからこそ、積極的・能動的に私は先生方についていった。 受験直前になると、「もしかしたら浪人」というイメージが頭を占領し始めてしまったが、そんな時、倉沢室長が色々と声をかけて下さり、落ち着きを取り戻して入試に臨めた。そして、慶應義塾大学合格という夢を果たすことができた。 私は稲門学舎で、勉強面だけではなく人間的な面においても成長することができたと思う。稲門学舎の先生方、本当にお世話になりました。大学合格をゴールとするのではなく新たなスタートとして、次の目標に向かって努力していきたいと思います。(2013)