『模試判定への逆襲の夏』

『模試判定への逆襲の夏』

今年も夏がやってきました!
外では30℃を超える猛暑が続いていますが、塾の中は冷房のおかげで勉強をするのに最適な環境になっています。
TVでは、この気温差に体調を崩さないよう助言をしていますが、私が気をつけているのは、気温差ではなく志望校の合格基準点と現時点の生徒の実力差です(笑)。
夏の気温差は体力を奪いますが、目標との実力差は勉強へのヤル気と自信を奪います。
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夏期講習前、模試の結果や期末の成績を見ながら、生徒は私に語ってくれます。
「先生、私、志望校変えた方がいいかな?」
「先生、成績は上がったけど、まだ目標まで足りないみたいです。」
「先生、なんか最近ヤル気出ないんです。気合い入れて下さい。」
そうです。誰だって不安です。
でも覚えておいてほしいのは、夏前の時点で合格判定が良い人の方が逆に危険なんです。
なぜか?「このままでいい。このペースで頑張ろう。」こう考えるからです。
一方、夏前に良い判定が出ていない人は必死になります。(必死にならない人は超危険です。)
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「今のままではいけない。よし改善しよう。何から変えよう?教材はどうか?
計画はどうか?いつまでに、どれを、どれくらい、どうやって進める……。」
具体的に夏をどう過ごしていくか考えて努力していけるのです。
10代は勿論、大人になっても、人が本気になって努力をすれば可能性はドンドン広がっていきます。また、努力している自分を認めることで、自信も徐々についてくるのです。
自信を持ち、適切な努力をすれば、必ず点数は上がります。点数の上昇で更に自信をつけた生徒は、更に勢いをつけて努力をします。
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この循環に入った生徒は強いです。秋以降の模試や過去問で万が一悪い結果が出ても、
「私はあの夏、誰にも文句を言わせないくらい勉強したんだ。だから絶対大丈夫!」
と言えるようになっているからです。冬以降のメンタル勝負では負けなくなります。
夏前に良い結果を出していた人は、秋以降の伸び悩みになったとき、「何が悪くなったのか?」という風に、過去を重点的に振り返り、昔と今を比べようとしてしまいます。それは行き先がない辛い作業で、気が落ち込みます。志望校の判定がEであっても、合格率30%未満でも、可能性は0じゃないのです。
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自宅の机の前に、あえてその模試の結果を貼りましょう。そして心の中で宣言するんです。
「今に見てろ!この夏、全身全霊で勉強して、こんな判定、絶対に覆してやる!」それが夏の始まりの合図です。
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余談ですが、私も高3の夏前ではE判定ばかりでした。ですが、8月末の模試でA判定とB判定を手に入れたのです。私が、判定を変えられるほど勉強に集中できた理由は何か?それは是非、教室で直接お尋ねください。ここで書けるような立派なものではないので(汗)。

 

 

 

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