『出会いが人を変える 』
夏期講習がスタートしました!
連日の暑さを凌駕するかのごとく、それぞれの目標を見据えた猛勉強にみなさん励んでいることでしょう。
今月も、ある生徒さんのお話です。
今年の春に、中学受験を目指すある小学校6年生が入塾いたしました。
苦手科目を強化するために現在では毎週高田馬場校に通ってくれていますが、入塾当初は成績が伸び悩んでいました。笑顔もあまり見せることがなく、口数も少なかったのですが、通塾して数か月で成績が伸びて、最近は表情も明るくなってきました。
稲門学舎では年に3回、保護者の方と30分程度の面談をさせて頂いております。彼の場合はその定例面談とは別に、お父様がご多忙にも関らず、定期的に教室へお越し下さっており、彼の学力や日々の生活の事などをお話しさせて頂いております。
話は変わりますが、先月の”室長レター”に、粘り強く指導してきた高校生と新人教師のお話しをご紹介させて頂きました。前述の小学6年生のお父様が、その高校生の高校の先輩(と言いますが大先輩)であったことが話の折に判明します。お父様に塾生に後輩がいる旨をそれとなく伝えますと、高校時代の勉強方法や、当時の校風と現在の校風の違いなどについてお父様なりの考えをお聞かせ頂きました。
翌日、登校してきた生徒(高校生)に早速、そのことを伝えます。
「塾生の保護者様の中に、君の学校の大先輩がいらっしゃるようだよ」と。
すると、その翌日、遅刻常習で到着時刻のいつも読めない彼(高校生)が、授業開始10分前に登校してきました。私の記憶する限り、「10分前行動」という“メリハリ”のある行動を彼がとったのは、これが初めてではないでしょうか。
(ちなみに、これまでの彼の登校時間は決まって次のうちのどれかでした。30分から1時間の大幅遅刻・開始10分後・開始同時(ぎりぎり))
彼(高校生)はさらに、先月書かせて頂いた師弟関係を結ぶ新人教師とは別に、志望校合格を“コミット”(約束)する教師との出会いを今月果たすことになっています。
出会いが人を変える。
多くの方のお力添えを頂きながら、彼は今後も少しずつ、かつ着実に、志望校合格に近づいていることと私は信じています。
それでは、今月もそろそろ失礼させて頂きます。
追伸
冷房の効いた部屋でスマートフォンをいじっている塾生さん達、夏休みの宿題は終わりましたか?夏休みは長いので、授業のない日でも是非お顔を見せに(自習に)来て下さい。待っています。