『 ある新人教師と高校3年生 』

『 ある新人教師と高校3年生 』

    現在、高田馬場校で指導している、ある新人教師についてです。
今年の春に大学に合格した彼は、入学するよりも前に稲門学舎の教師に応募をしてきました。ある日、教室の電話が鳴り「(教師の)選考を受けたい」と彼が訴えてきたことが出会いのきっかけです。電話の語り口から、高い意識を感じた私はすぐに面接を実施して彼を採用いたしました。

一方、中学校3年生から稲門学舎に通っている、とある高校3年生についてです。
彼は中学3年次に成績が低迷し、高校進学に対して前向きになれない中で入塾しました。授業は多く受講しましたが、当時は宿題をほとんどやってこず、遅刻や欠席の“常習犯”でした。そんな彼も無事高校進学を成し遂げ、今では高校3年生です。ただ、勉強に対しての怠け癖はなかなか抜けず、入塾当初彼が希望していた大学には、随分とかけ離れた成績となっていました。それでもこれまで何度も彼を励まし、時に厳しく、時に激励した甲斐もあってか、進級が近づくにつれ少しずつモチベーションを取り戻してきました。

そんな彼らが今年の春、高田馬場校で出会い、授業が開始されました。

期待の新人教師と、再起をかけた高校3年生との出会い。
ポイントは、新人教師の通っている大学が、生徒の「第一志望校」だという事です。
生徒の志望校は少し特殊な大学で、実績や経験のある教師があまり多くはいないという現状がありました。実は、生徒の前では強気の姿勢を見せる私ですが、「本当に希望の大学へ導けるだろうか」と彼を指導していて、心の隅に感じたこともあります。また、私の励ましの声を、彼はどこか聞き流しているかのような、そんな風に錯覚した事もあります。口数があまり多くない彼の性格が、一層私の良くない想像を膨らませることもありました。

私の心に暗雲が立ち込めたそんな時期を乗り越え、高校3年生に進級できたこの春、彼は遂に『師弟関係』と呼べる教師と出会えたのです。数年越しの私の彼への励ましが、ようやく実を結んだという心境です。

この話は、まだ目に見える結果が出たというわけではありません。新スタートを切る準備が整ったというだけです。ただ、ここで私が申し上げたいのは、どんなときでも諦めずに生徒を励まし続けたことが、のちにこうした新たな出会いに繋がっていったという点です。
新人教師が応募してきたのが3か月前。
当時は本件の生徒の担当教師になるとは想像しておりませんでした。

「生徒に新たなスタートを切らせる事が出来る」
それが、目の前にいる子を励まし続ける私の動機です。
そして、そうすることで子供たちに自分の未来を自分で引き寄せる力を持たせたいと考えています。


 

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