『夢を夢で終わらせない!』
11月は多くの受験生と面談の日々でした。特に高校3年生との面談では、受験する大学選びや学部選びの話を中心に、そこから、将来自分が就きたい職業についての話へと発展していきました。
思い返してみると、私も塾で仕事をするようになり20年近くの月日が経ちました。この間に数えきれない生徒たちと面談をし、学習の話、進路の話、部活の話、そして将来の夢の話など、様々な話をしてきました。その中でも特に生徒たちが目を輝かせて話してくれたのは、やはり将来の夢についての話でした。
今回の面談でも、生徒たちは様々な夢を語ってくれました。医師・薬剤師・建築家・保育士・看護師・栄養士・機械エンジニア・車の設計士などなど、本当に様々な夢を、目を輝かせて語ってくれました。
しかし、そんな彼らにとって本当に自分の夢を実現させるためには、目の前にある大きな壁を乗り越えなければならないのです。夢を語る言葉の次には、受験に対する不安の言葉が必ずと言っていいほど出てきました。
私は数年前のあることを思い出します。看護学部を目指していたSさんとの面談です。Sさんはお母さまが看護師という事もあり、同じ職業に就きたいという夢を持っていました。しかし11月の段階で成績が思うように上がってきませんでした。本人はとても苦しんでいてつらい状況で不安の言葉ばかり出てきました。
私はその時にこんなアドバイスをしました。「自分の夢を実現させるのはそんなに簡単なことではない。努力に努力を重ねた後にやっと手にできるのが夢というもの。辛くても自分の力を信じて頑張れ!」
Sさんは、残りの期間を必死に頑張ってくれました。
そして数年が経ち、Sさんは久しぶりに先日教室を訪れてくれました。今は病院で看護学生として実習をしているそうです。病院でおじいさんやおばあさんと接することが楽しいと言っていました。夢の実現までもう一歩のところにいました。
私たちは最後まで全力で夢の実現をサポートしていきます。