例年この時期は、高校３年生の大学への推薦が決まる時期なのです。そして今年も続々とうれしい知らせが私のもとに届き始めました。

中２から４年ほど通ってくれていたTくん。「おかげさまで推薦が決まりました！」と嬉しそうに報告してくれました。「中２から通っていてよかったです。高校入試も大学入試もお世話になりました。本当にほっとしました。」

小５から８年近くも通っていてくれたSくんも大学への推薦が決まりました。普段はシャイで口数の少ないSくんでしたが、推薦が決まった時には、満面の笑みでお礼を言いに来てくれました。今までに見たことのない表情がとても印象的でした。

中３から４年ほど通ってくれていたWさんも推薦が決まりました。お母さまから、「第一志望の大学への推薦がもらえました。本人もほっとしています。」というご連絡をいただきました。どうしても行きたい大学だったという事は私も以前から聞いていたので、本人もお母さまもとても喜んでいる様子でした。

「推薦入試」というものは、高校３年間の総合的な学力で決まります。いわゆる３年間の評定平均が大切なのです。つまり、高１から絶えず手を抜かず勉強し、中間テストや期末テスト、学力テストなどの成績が良くないと「推薦」をもらうことはできません。普段からしっかり学習していたことが、今回の彼らの結果につながりました。紹介した３人とも、本当によく教室で自習をしていました。学校が終わると教室に来て、ずっと自習をしている姿が印象的な生徒たちでした。地道で長い長い積み重ねがこの結果を生んだと思います。

長きにわたって通ってくれていた生徒たちが、無事に大学への進学を決めてくれ、私はうれしい限りです。長く顔を合わせていた生徒たちが卒業してしまうのは少々さびしい気持ちもします。しかし推薦が決まった生徒たちはみな安堵し、大学生となる未来に対して希望に満ちた表情をしているのをみて、私は彼らの今後の活躍を強く期待しているところです。そして高校生活の残りも、充実した高校生活を送ってもらいたいと思います。

さぁ、受験はいよいよこれからが追い込みの時期になります。彼らに続き他の受験生たちも良い結果が出るように頑張ってもらいたいです。ここからが本当に大変な時期になります。ここからの頑張りが、合格につながっていきます。１分１秒を大切にし、悔いのない受験勉強を進めていってください。稲門の教師・スタッフ一同、応援しています。がんばれ受験生！