『子どもの意思』
『2012夏期個別講習』『2012夏季特訓合宿』が、先月無事に完了し、新学期が始まりました。新学期と言いましても、2期制の学校においては、夏休み明けまもなく【前期・期末テスト】が控えています。参加してくださった皆さんは、30日間の講習・5日間の合宿を経て、学習習慣が変わり、勉強量が増えたことは言うまでもありませんが、精神面も強化されたのではないかと思います。夏休み前には見られなかった凛々しい表情で机に向かっている彼らの姿が、頼もしく感じられる9月です。
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保護者の皆様に、子どもを入塾させようとお考えになった動機をお伺いすると、大きく分けて3つの答えが返ってきます。
① 学校の勉強だけでは不十分
② 一人では勉強しない
③ 家では勉強を見てあげられない
残念ながら、「子どもが稲門学舎に通いたいと言ったので…」という答えは、まだ少数です。そこで私は、保護者・生徒に必ず聞いていることがあります。
(保護者への質問)「塾に通うことについて、お子さんは同意していますか?」
(生徒への質問)「なぜ、塾に入りたいと思ったのですか?」
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きっかけを作ってくださるのは保護者です。ただし、親だけが先走り過ぎても子どものヤル気は上がりません。「ただ親に言われたから仕方なく塾に来るのだ」と思われては、上がるものも上がりません。だから私は、稲門学舎に入塾して“どんな目標を達成したいのか”を、子どもたちに問いかけます。
生徒自身の意思を、しっかり確認することを、私は心がけています。保護者が初めて耳にする「子どもの意思」に出会えることもあります。親の知らぬ間に子どもは成長しているものかもしれません。
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9月中旬からは、『前期・期末テスト』が返ってきます。この夏でどれくらい成果が上がったのか、結果を楽しみにしています。