『メモを取る人は信用される 』

『メモを取る人は信用される 』

  食事に行ったお店で料理を注文する際、メモを取らない店員さんがいると不安になります。記憶に任せて大丈夫かと心配になるほど、多くのオーダー。頼んだハズのものが来なかったりしたときには、実にがっかりするものです。それと同様に、たとえば仕事において、上司が出した指示(オーダー)をただ頷きながら、そのまま何もメモを取らない部下がいたとしたら、きっと、その上司は「本当に、大丈夫かな…」と、やはり不安になるでしょう。もちろん後から見返すことが、メモの大前提ではあります。でも、“メモを取る”という行為自体が、話している相手に対して「私は、あなたの話しをしっかり受け止めていますよ」というメッセージでもあるのではないかと、私は思います。ですから「メモを取る人」は、それだけで、「信用される」と言っても、過言ではありません。

私自身も、かなりの“メモ魔”でありますが、それは「信用される」ためにというよりも、むしろ、自分の記憶力に自信がないからです。暗記しなくても済むように、且つ後から見返すことができるように、自分の頭の中ではなく、書いて残しておく。私としては、そのほうがよっぽど安心なのであります。

先日、テレビでジャニーズ事務所の「Sexy Zone」が出ている特番がありました。昨年の紅白歌合戦にも出場した、人気絶頂のグループです。コンサート・ツアーの裏側に密着する内容だったのですが、その中にも、まさに“メモ魔”がいました。メンバーのひとり、佐藤 勝利くんです。リハーサル中の彼の行動に、私は思わず目を瞠(みは)りました。何やら、舞台監督から指示を受け、自分の立ち位置を修正する勝利くん。すると次の瞬間、すかさずポケットから小さなメモ帳とペンを取り出します。言われた内容を忘れないように、書き留めていたのです。メモを取るとすぐにまたマイクを持ち直し、曲に集中する。彼はたしか高校3年生だったかと思うのですが、その年齢で既にそういった習慣が定着していることに感心させられました。

塾の授業中でも「おっ、やるな」と思わせる生徒は、こちらが指示をしなくともノートに私たちの解説(説明)をメモしながら授業を聴いています。すると、教える側としては「この子は、説明をしっかり聴いてくれているんだな」と生徒の意欲を感じますし、また自然と「書き取りやすいスピードで、丁寧に言葉を選んであげよう」という配慮も生まれます。

メモを取ることは自分にとってもよし、相手にとってもよし。コミュニケーションを円滑にし、さらには信頼関係を構築するという意味でも、とても大切な行動習慣のひとつであると私は考えています。


 

      

 

 

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