『 文武両道 ~スポーツのチカラ~ 』

『 文武両道 ~スポーツのチカラ~ 』

  サッカーのワールドカップが始まりました。「サッカーと私」の歴史を紐解くと、幼稚園の頃まで遡ります。卒園アルバムには「休み時間は、いつもボールを追いかけていたワタルくん」と、担任の先生からのコメントが書かれていたくらい、無類のサッカー好きであります。社会人になった今でも、たまに学生時代の仲間と再会しては、ボールを蹴ってリフレッシュ。7月14日の決勝戦まで、寝不足にならない程度に観戦を楽しみたいと思います。
(個人的には、今回サプライズ選出された、同世代でもある大久保選手に注目しています)

私は、「文武両道」という言葉が好きで、小学校の少年野球チームに始まり、中学・高校の部活動、それから大学と、学生時代はどの年代においても、そのような教育を受ける環境、いわゆる“体育会系”に身を置いてきました。「文武両道」は、自分自身における“信条”とも言えるかもしれません。「文武」ということばを調べてみると、「学問と武芸」という意味が出てきます。  
「勉強もできて、運動もできる」
 
古今東西、クラスの人気者と言われる子たちは、たいていこの2つの条件を兼ね備えているように思います。(※最近では、「おもしろくて、カッコイィ子」のほうがモテるようです。笑)でも、“武芸”というくらいですから、それはスポーツに限ったことではなく、ピアノだったりバレエだったり、つまり

「その道を究(きわ)めんとすること」

であれば、何でも構わないのだと思います。そういった一芸と勉強をバランスよく両立すること。これが「文武両道」の本質だと、私は解釈しています。

しかしながら、かくいう私自身、学生の頃は勉強ができるタイプではなく「学問と武芸」どちらを挙げられるかと言われれば、迷わず“武芸”のほうが得意だったと、自信を持って言えるくらいでした…(汗)私にとって、それは「サッカー」や「野球」や両親の影響で始めた「テニス」だったわけでありますが、スポーツから学んだことは数知れません。   「グランドに一礼をしてから、その場を去る」
当時の監督さんやコーチの方々は一様に仰られていました。今でもその癖で、仕事が終わって退勤する際には、

「教室に一礼をしてから、帰宅する」

のが、私の習慣になっています。

先日おこなわれた、中学生との面談。その子(Aさん)は、幼少の頃から10年近くテニスを続けているとのことで、45分ばかりの三者面談を終えた後、数年前におこなわれたウィンブルドンの試合「フェデラー対ナダル -4時間48分の死闘-」の話題になりました。

テニスという共通の話題が、つい先ほどまで緊張していたAさんの表情を和らげてくれます。ちょうどその頃は「全仏オープン」真っ最中だったので、「全仏はクレー・コートだから、ラリーが続いて面白いよね」だなんて、かなりマニアックなお話しまでしてしまいました(笑)その面談の際、お母様の考え方に私は深く頷き、共感したのであります。

「スポーツをしっかりやっていると、礼儀や
  マナーが学べますよね。挨拶もそうですが」

どうやら、ご家庭の教育方針も、やはり「文武両道」だったようです。「テニスだけではなくて、勉強もね。高いレベルでなくても構わないので、学校で困らない程度にがんばってもらわないと」とも付け加えていらっしゃいました。

あまり知られていないかもしれませんが、稲門学舎には【生徒信条】というものがあります。それは、
「明るく元気よく、挨拶をする」

です。勉強以前にまず、目を見て挨拶すらできない人。子どもだけではなくて、わたしたち大人にもあてはまることではないでしょうか?このテニス少女のお母様のお話しをお伺いしたとき、ご家庭の教育方針と私自身の信条、それに稲門学舎の生徒信条が重なり合ったような気がして、何だか嬉しい気持ちになりました。健康的で、小麦色に焼けた肌と笑顔。ハキハキとした受け答え。おそらく、テニスの猛特訓で培われた礼儀やマナーなのでしょう。スポーツのチカラは、本当に素晴らしいと思います。

個別指導塾 稲門学舎の【教育理念】は、
「成績を上げ、自信を持たせる
  ~未来を担う人材を育成する~」    
であります。成績を上げることはもちろん大事。ですが、子どもたちの実直な姿に、わたしたち教師が学ぶ。それも、この仕事の醍醐味のひとつなのです。



 

      

 

 

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