『2016年夏(7月号)』

『2016年夏(7月号)』

稲門学舎、毎年夏におこなわれる二大イベントのひとつ「夏期個別講習」が、7月21日よりスタートしました。一番長い滞在時間で、あさ8時半から夕方5時半まで、お昼休みをはさんで1日8時間も勉強している受験生もいます。家にいても結局ダラダラしてしまう。そういった子も、なぜか塾に来て勉強すると集中して机に向かうようになる。環境は、やはり大事なのですね。

1日8時間も集中できる要因は何か?と、ある生徒に尋ねると、「昼寝」という答えが返ってきました。

「頭をすっきりさせるには昼寝が有効だ」という研究があります。NASA(アメリカ航空宇宙局)が“戦略的昼寝”の効果について行った研究では、25分間の昼寝によって仕事の成果が34%、注意力が54%改善したという結果が得られたそうです。また、60分~90分の昼寝は記憶力を強化するという結果もあります。そういった能動的な昼寝を、『パワーナップ』と呼びます。

従業員のために昼寝の部屋を設置しているという、グーグルやナイキなど世界的企業の例もありますし、自治体によっては、昼休みが終わったあとの10分間を“昼寝の時間”として導入している中学校もあると聞きます。

ただし、居眠りと『パワーナップ』は大違いですので、そこはお間違えのないように…。それに、精神的な余裕がなければ、昼寝なんてできませんよね。

テスト勉強が終わらないという相談を持ってきた生徒に、私はこんな話しをしました。

「あなたは、テスト当日がゴールだと思って、ラストスパートをかけています。テスト間際で心理的に追い詰められている状況では、地に足を着けて勉強することはできません。だから、テストから逆算して2週間前には終わらせておくぐらいの余裕を持って、勉強の計画を立てましょう」

「いったい、いつ勉強しているの!?」って言われるような余裕たっぷりの優等生、たまにいますよね。彼らは、他の子に比べて始めるのが早いのです。

稲門学舎 板橋校
根本 渉

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