『ケアフル』

6月の期末テストで、私はある「コミット」(*約束・責任の意)をしています。
それは野球で言うところのアベックホームラン。1対2で指導している2名の教え子、
その両方の生徒が数学で100点を取るということです。
期末テストは6月29日から始まります。この原稿を書いているのは、6月上旬。
現時点で、既に私が見ているその2名の生徒は、テスト範囲の勉強が終わっています。あとは、最後の“詰め”作業のみ…。

毎回、80点前後で停滞している生徒が、90点以上を目標に掲げている場合、必ず
私はその子にこうアドバイスします。
「練習中に、できる限りミスをしておきなさい」
なぜなら、8割を取れる生徒には、共通項があるからです。
・勉強に対するモチベーションは高い
・テスト範囲の内容は全て理解できている
・でも、本番で計算ミスをしてしまう

原因は、彼らの言葉を借りると、いわゆる“ケアレス・ミス”と呼ばれるもの…。

ところで、“ケアレス・ミス”って、何なのでしょうか?私はどうも、「ケアレス・ミスをしてしまいました」という表現がピンときません。「本当はできるはずだったのに、うっかり間違えちゃった」そんな言い訳のようにすら聞こえます。

冷静に考えてみれば、そもそも“ミス”というものは、ケアレス(careless:不注意)から起こるものであって、「痛い頭痛」とか「かっこいいイケメン」などと言っているようなもの。わざわざ“ミス”に“ケアレス”という形容詞を付ける必要はありませんよね。痛くない頭痛なんてないですし、(キスマイを除けば)ブサイクなイケメンはいないですし、それと同じく、 ケアフル(careful:注意深い)・ミスなんて存在しません。
この感覚、伝わりますでしょうか?(-ω-)www

ケアレスだろうが何だろうが、ミスはミス。それはただの勉強不足です。本番になると、実力が発揮できない人。それはただの練習不足です。
そういった“もったいない減点”を矯正するために、テスト本番に向けての練習(問題演習)の段階では、できる限り多くの“間違いパターン”を経験しておく必要があります。すると本番では、「あ、この問題は練習で間違えたヤツだ」と気づくわけです。私が「できる限りミスしなさい」と指導するのは、そういう意図があります。ただ、その代わりに、テスト範囲の勉強を、最低でも4回転は繰り返さなければなりません。4回転の演習量を確保するために、6月上旬にも関わらず“テスト範囲が終わっている”ということなのです。

これまで、私の10年間の稲門指導生活において、1対2で担当している生徒がふたり同時に100点を取ることは一度も達成したことがありません。楽しみにしつつ、自分自身にもプレッシャーをかけています。
* * * * *
10年と言えば、20代で入社した若者も、必然的に30代になるわけで…。20代のうちは、親からもらった体の「健康貯金」を食いつぶしながら乗り切れますが、30代ともなると新陳代謝のペースが落ちてきて、冗談抜きで「老化」が始まります(-_-;)最近では、健康にもそれなりにケアするようになりました。まさに、 ケアフルです\(^o^)/

西日暮里校の和田室長と私は同じ30代で、2011年に西日暮里校が移転する前の(旧)日暮里校で勤務していたときは、私が室長・彼が副室長としてタッグを組んでいた、いわば戦友。そんな和田氏と、5月の休日に富士山の見える温泉に浸かっていたときのことです。
「おまえ、意外とメタボだな~!!!笑」
別のお客さんグループ(おそらく、社員旅行の団体)の声が聞こえてきました。
私と和田は「確かにあれはヤバいな…」と、無言でお互いの顔を見合わせました。
たまたま、ちょうどその頃、読んでいた本です。

『30代ビジネスマンの太らない疲れない21の習慣』(飛鳥新社)

そこには、こんな記述がありました。
メタボは自己管理ができていない象徴。香港では、経営者が太っている企業は、投資家からも見放されます。

「人のふり見て我がふり直せ」とは言いますが、見るからに仕事のデキなさそうな30代・メタボ男子を見て、私もいささか危機感を覚えました。

この本には、勉強に置き換えても参考になる一節がありましたので、少々長くなりますが、さらに引用します。
健康な人と不健康な人は、「日々の習慣」が違います。習慣とは、行動を選択し続けた結果、固定化されたパターンです。その意味で、私たちの今の状態は「習慣の集大成」とも言えます。
時々、「これさえ飲めば、一発でやせられる」と魔法のような薬/サプリメントを探している方がいます。仮にそういうものができて、一時的にやせたとします。しかし、 行動習慣が変わらない限り、必ずまたもとのメタボな体に戻ってしまうでしょう。
不健康な人がやろうとする健康法は、共通して「短期決戦型」です。健康診断や水着を着る夏になると慌ててダイエットをし、ジムに行ったりダイエットサプリを大量に飲んだりします。(中略)結果として、体を絞れても、同じ速さでリバウンドしてしまうのです。

勉強もまさにこれと同じで、テスト直前だけ一時的に勉強しても、すぐに忘れてしまいます。一夜漬けなんて、以ての外(もってのほか)ということです。ですから、仮にそういった方法で点数が上がったとしても、長期的に見ればたかが知れているのです。付け焼き刃の勉強ではなく、習慣化しなければ意味がない。個別指導塾 稲門学舎の「自習制度」も、 学習習慣を変えることを大前提としています。

※「個別指導&自習制度」はこちらから⇒ https://staging.weg.jp/feature/jisyuu/

ちなみに、「ラ○ザップ」で働く友人に聞いた話ですが、1年のうちで、トレーニング・ジムの入会人数が一番多い時期は、5月・6月だそうです。いま、まさに6月。私も、ジムに入会しようかな…。(笑)

いや!その前に、ふたり同時に100点を取らせることに、私は“コミット”します。

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