『想いが繋がる』

皆様こんにちは。
受験期に突入した稲門学舎ですが、本当に毎日いろんなドラマがあります。
今回は、その1つを紹介させていただきます。

公立中学3年生のIさんは、都立小山台高校の推薦入試で見事、合格しました。
合格発表の日、塾に来て私や担当の先生達と会話をしているとき、Iさんが言いました

「和田先生、是非、長島先生にも合格したことを伝えて下さい。」

私はその言葉に、強く胸を打たれました。
長島先生とは、Iさんが2年生の時に、この稲門学舎に入塾するきっかけを作ってくれた体験授業の先生、つまり最初の担当講師です。Iさんと長島先生は本当に気が合い、楽しく授業をして、苦手意識のあった英語も高得点で安定していきました。
しかし、長島先生の大学の授業で実習が多くなり、稲門学舎での指導が困難になり、Iさんが中学3年生になった4月からは、現担当の先生に教師交代になりました。
Iさんにとって、長島先生との別れは相当辛かったようですが、新しい先生ともまた絆をつくり、しっかりと努力を続け、成績はトップクラスで安定してくれました。
部活が終わった秋以降は、毎日塾に通い、授業後は、担当の寺尾先生や田沼先生と話をして盛り上がっていました。勉強漬けの毎日ですが、Iさんは常に楽しそうに笑顔でいてくれました。

そんな慌ただしい日々の中でも、Iさんの中で長島先生への感謝がずっと消えていなかったということに、私はとても感動したのです。

この長島先生、そして現担当の寺尾先生も、実は稲門学舎西日暮里校の元生徒です。生徒だった人達が講師となり、こうやって新たな生徒と絆をつくり、笑顔が繋がっていくのは私にとって本当に嬉しいことです。

その日の夜、長島先生にIさんの合格を報告したところ、本当に喜んでいました。
これは余談ですが、今年成人式を迎えていた長島先生の写真をメールで送ってもらい、Iさんと一緒に見ました。
「あ~、変わらないね~。長島先生だね~。」
そう話しながらも、生徒や元生徒達がどんどん成長していくことを、とても嬉しく、頼もしく感じたのでした。

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