『不思議な気持ち』
年末からお正月にかけて、稲門学舎恒例の「正月特訓合宿」が行われました。年末の12月30日から年明け1月2日まで、3泊4日にわたり40名の生徒たちが、寝る時以外は、ただひたすら勉強のみという勉強合宿に参加してくれました。この合宿期間は、まだ暗い朝5時過ぎから起きだし、深夜2時過ぎまで勉強する生徒たちがいるくらい、本当に勉強漬けの日々でした。
大晦日の夜、深夜の学習時間の時に、合宿参加が2回目になる、ある生徒からこんなことを言われました。
「合宿に来ると不思議な気持ちに取りつかれるんです。何が何でも自分の目標を達成させようという気持ちになるんです。だから、普段は眠いと寝てしまうのに、合宿に来ると寝る時間を忘れてしまうくらい勉強に集中してしまうんです。」
そう言って彼は、深夜遅くまで自分の課題に集中していました。合宿に参加した40名の生徒には、みな合宿中に達成したい目標がありました。そして、大晦日の夜も、多くの生徒が時間を忘れ、必死に勉強をしていました。あまりにも集中していて、ふと我に帰った時に、2013年の年明けをむかえていたことに気付いたという感じでした。新年のあいさつを一言二言交わすと、またすぐ勉強に集中しだし、誰一人とはしゃぐことなくとても落ち着いた年明けでした。
私は合宿責任者として、参加した生徒たちに2つのお願いをしてありました。1つ目は、この合宿で成し遂げたい明確な目標を掲げること、2つ目は、合宿中はその目標達成のことのみを考え、全力で努力することでした。そして参加者全員が、年明けの瞬間も忘れるくらい、大晦日・お正月と集中して目標達成に向けて努力してくれました。そして最終日には、多くの人たちが自分の目標を達成させ、達成感を胸にホテルを後にしてくれました。
先ほどの生徒が言っていた、「合宿に来ると不思議な気持ちに取りつかれる」という感覚を、私は多くの人たちに感じてもらいたいと思っています。我を忘れて勉強する感覚を体感してみてください。稲門学舎の合宿は夏休みと冬休みの2回あります。受験生・受験生以外にかかわらず、今年も多くの人たちに合宿に参加してもらいたいと思っています。「不思議な気持ちになりたい」皆さんの参加をお待ちしています。
さて、いよいよ入試シーズンが始まりました。受験生の皆さんは、最後の最後まであきらめず、志望校合格目指して粘り強く頑張ってください。皆さんのうれしい報告を心よりお待ちしています。