『アイスコーヒーからの再会!? 』
先日、お昼休憩の際に、私は駅前のあるコーヒー店に入りました。
その日は35度を超える猛暑日で、店内には多くのお客さんが、冷たい飲み物を飲んで涼をとっていました。 注文カウンターにもすでに数名のお客様が並んでおり、私もアイスコーヒーを注文しようとその列に並びました。
注文を受けていた若い男性の店員さんは、ひっきりなしに続くお客様の対応に必死でした。 注文カウンターには、その店員さん一人しかおらず、額に汗をかきながら懸命にお客様の対応をしています。 列に並んで数分後、ようやく私の注文の順番が近づいてきました。 その時、ふとその若い男性店員さんの名札が私の目に入りました。 名札の名前を見ると、なんと見覚えのある名前でした。 私は、まさかと思い視線を上げ、じっとその男性店員さんの顔を確認しました。 やはり間違いありません。 忘れもしない「彼」でした。
もう7~8年前のことです。 中学生の「彼」は勉強が苦手で、学校の点数はいつも10点台でした。 私は「彼」と、繰り返し何度も勉強のやり方などを話したものでした。 真面目な彼は懸命に課題をこなしてくれましたが、なかなか点数が上がりません。 それでも中3の高校入試直前で、やっとのこと目標の点数を取ってくれたことが、思い出となりよみがえってきました。 同時に、立派な大人に成長している「彼」を見かけ、とてもうれしく思いました。 しかし、私の注文の前に別の店員さんと交代してしまったため、残念ながら再会の言葉は交わせませんでした。 「彼」も私に気付く事はありませんでした。 再会はまたのお楽しみということにしました。
このように、過去に通ってきてくれた生徒たちが稲門学舎を卒業し、社会で立派に活躍している姿を時折目にします。 今回のコーヒー店の「彼」の他にも、地下鉄の車掌をしているKくん、駅前のファミレスでアルバイトをしている大学生のUさん、整骨院で働くOさん、会社帰りに夜遅く駅ですれ違うMさん、などなど。 当時、中学生・高校生だった彼らが立派に成長し、活躍している姿を目にすると、私もとてもうれしくなります。
今現在、稲門学舎に通って来てくれている小学生・中学生・高校生の皆さんに対しても、将来の夢や目標を目指してますます頑張ってもらいたいと思います。 と同時に、成長し、大人になった皆さんと、いずれ街でばったり再会できる日を私は楽しみにしています。
まだまだ熱い日が続きますが、教室内も熱い熱い授業が繰り広げられています。 生徒の皆さんも、最後の追いこみをかけ、夏の目標達成に向けて頑張っていきましょう。