『努力すれば、夢はかなう?』
「人間の能力は、生まれつきある程度は決まっている。
だから、できることとできないことも、ある程度決まっている」
というAさんと、
「人間の能力は、努力次第で伸ばすことができる。
だから、今できないことも、いずれできるようになる」
というBさんがいたとします。
あなたは、AさんとBさんと、どちらの考え方に近いですか?
また、AさんとBさんには、それぞれこんな特徴があるそうです。
Aさんは、とかく結果にこだわりやすい。
特に、良い結果を出すことに執着している。
できる自分を人に見せることに喜びを感じる。
一方、Bさんは、結果よりも過程(プロセス)にこだわる。
特に、努力や苦労が多いほど、やる気を見せる。
できなかったことができるようになった自分を発見するたびに、喜びを感じる。
なかなか思い通りにいかないことがあったとき、二人の反応はどうでしょう?
Aさんは、すぐにあきらめてしまいます。
結果がすぐに出ないと、自分ができない人間のように思えてきて、やる気をなくしてしまいます。そのうち、自分にできることしか選ばなくなります。
一方、Bさんは、粘り強く取り組みます。
仮に失敗に終わっても、次にまたチャレンジしようとします。
今の自分の力ではできないことを知っているので、できるようになるまで何度でもチャレンジします。できるようになったら、さらに難しいことにチャレンジしたがります。
このAさんとBさんという2人が、それぞれ勉強に取り組んだときの姿勢には、どんな違いが現れるでしょう?
Aさんは、できる問題にしか興味を示しません。
できた問題の数を数えて満足してしまいます。
できなかった問題は、すぐに忘れます。
そして、できたことだけを人に報告します。
一方、Bさんは、できた問題よりも、できなかった問題のほうに興味を示します。
できなかった問題は、なぜできなかったんだろう?と考えます。
自分のなかで納得がいくまで、繰り返し問題を解き続けます。
自分が納得できるかどうかがポイントです。
そして、できるようになったことを人に報告します。
あなたの勉強に取り組むときの姿勢は、AさんとBさんと、どちらに近いですか?
あなたが今、何かを成し遂げたいと思っているのなら、AさんよりもBさんの姿勢でチャレンジしてみてください。
意識を変えるだけで、努力が努力でなくなり、チャレンジし続けることで、自分を成長させるという成果が得られます。そして、それは、夢の実現への一歩となるのです。