『大学入試センタープレテスト』
先月4月27日、稲門学舎恒例の「大学入試センタープレテスト」を実施しました。
高校1年生から3年生まで、80人以上の受験者が自分の実力を試すべく、センター試験の実践問題に取り組んでくれました。
英語は必須、その他の教科は選択方式。
全教科、出題された問題は、各学年共通です。
つまり、高校1年生も高校3年生と同じ問題にチャレンジする、という方式です。
もちろん、学年や教科によっては、まだ習っていない範囲が含まれることもあります。
したがって、このセンタープレテストの主な目的は、「早期にセンター入試に慣れる」「早期に自身の得点力を実感する」「早期に学習ポイントを明確にする」ということにあります。
そして、受験生である高校3年生にとっては、これが自身の「スタート地点」になります。
結果を受けて、自信を得た生徒、自信をなくした生徒、それぞれです。
しかし、ここで大切なことは、「自分自身を知る」ということです。
自分で思っていた以上に結果が良かった人は、それに慢心せず、さらに上を目指していきましょう。
自分で思っていたよりも結果が良くなかった人は、いつまでに何を終わらせなければいけないのかを把握し、すぐに取り組んでいきましょう。
このスタートの時点で、自分自身と向き合うことができた人は、結果を出します。
ちょうど1年前、この「センタープレテスト」で30%~40%しかできなかった生徒も、今年志望大学に合格していきました。
50%~60%しかできなかった生徒も、今では国立大生、早慶大生になっています。
彼らに共通して言えることは、結果の良しあしに一喜一憂せず、自分が今どの位置に立ち、これからの自分に何が必要なのかをしっかりと自覚し、そこに取り組み続けたという一点なのです。
受験勉強の「スタート地点」というのは、受験学年になったら誰しもが立てるものではなく、このような過程を経て、自分自身と向き合うことができた時にようやく立てるものなのです。
今回の「センタープレテスト」で結果が良かった人も、よくなかった人も、全員がまずは「スタート地点」に立てたことでしょう。
ここからが、始まりです。