『受験は「手段」』
志望校に合格できた人も、
そうでなかった人も、
この1年、受験を楽しむことができましたか?
「もう2度とこんな思いはしたくない!」
そんな声がどこからともなく聞こえてきそうです。
たしかに、辛く、苦しい日もあったでしょう。
不安で眠れない日もあったかもしれません。
けれども、そもそも受験とはそういうものです。
そんな辛く、苦しく、不安な日々をどうして過ごさなくてはいけないのか?
それは、受験を通して、自分を成長させるためだからです。
なぜ、辛いのか?
それは、弱くて情けない自分に直面するからかもしれません。
なぜ、苦しいのか?
それは、思い通りにことが運ばないことを学んでいるからかもしれません。
なぜ、不安になるのか?
それは、成長したい自分と、成長できない自分とがせめぎ合い、あきらめに似た自分の中の気持ちに負けそうになるからかもしれません。
そうやって、人は少しずつ成長していきます。
受験とは、自分を成長させる「手段」の一つなのです。
そして、人生、苦しみのない喜びはないのでは・・・。
だから、
志望校に合格できた人にも、
そうでなかった人にも、
「よかったね」
と言いたい。
1年前の君たちと、今の君たちとを比べれば、格段に成長しているのがわかるから。
人一倍、辛い思いをした人には、
人一倍、苦しい思いをした人には、
人一倍、不安にさいなまれた人には、
この言葉を、送ります。
「成長できて、おめでとう!」