『授業と自習で学習効果UP!!』
稲門学舎の学習効果向上の取り組みの一つに、「自習制度」があります。
この「自習制度」とは、簡単に言えば、授業以外の時間に教室で勉強をしてもらうという制度です。
個別指導の効果を最大限に引き出すためには、この取り組みが欠かせません。
個別指導は、先生が90分間、ずっとそばについていてくれます。
分からない問題が出てきたときに、すぐに聞ける(質問できる)というのが個別指導の利点のひとつです。
ところが実は、ここに「落とし穴」があります。
問題を解いていて、解き方や考えに行き詰った時。
覚えたはずの記憶を思い出そうとするんだけれど、すぐに思い出せない時。
問題文をよく読めば、隠されたヒントに気づけるはずという時。
自分で辞書や参考書を引けば、答えはすぐに見つかる時。
授業中、担当講師は、生徒が質問してきても、すぐに答えは言いません。
なぜなら、生徒自身に考えさせる、気づかせることが学習上、とても大切なことだということを知っているからです。
しかし、生徒は、聞けば先生はすぐに答えてくれると思い、そこで思考停止させてしまいます。聞かれれば、先生はまずヒントを出します。すると、生徒は、もっとヒントが欲しいので、思考停止したまま・・・。仕方なく、先生はもう一つヒントを・・・。
・・・結局、かなり答えに近づくまで先生のヒントをもらって正解にたどり着く、という展開になりがちです。
「先生が横で見てくれている時はできたのに、一人でやってみたらできなかった」
「授業では理解していたのに、テストではできなかった」
という「落とし穴」です。
昔から、
「必要は発明の母」
「失敗は成功の母」
と言われるように、始めに「疑問・失敗・不足」といった原因があるからこそ、その後に「解決・成功・充足」といった結果が続くのです。
勉強も同じで、
授業を受ける前に、予め自分で自分の疑問点や不明瞭な点などを明確に認識しておくと、その後に続く正解の導き方がすんなりと頭の中に入ってきて、定着していくのです。
稲門学舎の「自習制度」は、こうした学習効果を高める方法の一つとして、取り組んでいる制度なのです。
現在、稲門学舎全体の82%の生徒が、授業のない日にも教室へ自習に来ています。
「授業」と「自習」という学習スタイルで、勉強のやり方を変えてみてください。
今までとは違う結果が感じられるはずです。