『冬休みの計画』

 
12月に入り、寒さも日を追うごとに厳しくなり、一層体調管理に気を配る時期になりました。特に、受験生は風邪やインフルエンザ、ノロウイルスといった流行性の病気の予防に気をつけながら、間近に迫る入試本番を肌でひしひしと感じていることでしょう。

学校もそろそろ終業式を迎え、冬休みに突入です。
受験生にとっての冬休みは、最後の仕上げとなる大切な日々です。
体調を整えながら、有限な時間を最大限に活用したいものです。

そこで、今回は冬休みの計画の立て方のコツを1つお伝えします。

それは、「物事には順番とタイミングがある」ということです。

学習計画を立てる際、
「頭を使うこと(思考力が必要なもの)」
          
「覚えるだけのこと(インプットするだけのもの)」
という順番で計画を立てると、頭のエネルギーを有効活用できます。

理由は単純。
寝ている間に頭のエネルギーは充電されます。そのエネルギーが満ちている最初のうちに思考力が必要なことを行えば、難しい問題もすらすら解けるかもしれない。
反対に、一日の終わりの方で、頭のエネルギーが少なくなっているときは、インプット(暗記)するだけに留め、すぐに寝る(覚えた後にすぐ寝るのは、寝ている合間に人間の記憶は整理整頓されるといわれているからです)。

つまり、
午前中に過去問を解く
           ↓
暗記ものは夜にとっておく
という順番です。

さらに、寝起きのリズムも上手く活用したいところ。

人間の睡眠リズムのいわゆるゴールデンタイムとは、「22時~深夜2時ころ」といわれています。この時間に睡眠をとると、心身ともにエネルギーがフル充電されるとのこと。
さすがに22時に寝るのは難しいとしても、夜中の0時には寝て、朝6~7時には起きると、身も心もすっきりとして起きられる。

そうすれば、午前中は過去問を、(できれば本番の入試と同じ時間で)時間を測って取り組むことができる。本番の予行演習も兼ねているわけです。

勉強は、ただ闇雲にやっていたのではなかなか効果が上がらない。
自分の持てる力を、自ら最大限引き出す工夫をすることも、受験勉強の一つです。

早速、今日から取り組んでみてください。
自分のコンディションの良さが、実感できるはずです。


 
 
 

 

 

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