『まだ間に合う!!』
志望校の過去問を解いていても、合格ラインまで程遠い。
暗記をしていても、覚えたそばから忘れてしまう。
模擬試験の結果を見ると、どれもあまり伸びていない。
参考書や問題集を開いていると、入試本番までに終わりそうもない気がして嫌気が差してくる。どうしよう、時間がない…。
気持ちばかりが焦ってきて、勉強が手につかない。
もう、間に合わないんじゃないか!?
入試日まであと50~60日。
間近に迫ってきた本番の日をじりじりと肌で感じ、気持ちばかりが空回りして、思うように勉強が進んでいない受験生も多くなってくるころです。
ですが、心配は要りません。
まだ、間に合います!!
ただし、ポイントが一つ。
今、やっていることをそのまま続けること。
今、過去問を解いている人は、本番と同じように時間を計って問題を解く。
採点の後の見直しには、試験時間以上の時間をかけてじっくり取り組む。過去問をすべてやりつくしてしまったら、今度は制限時間を5~10分短縮して2回目、3回目と解きなおす。同じ問題ができるようになっていく自分を実感する。
今、一所懸命暗記をしている人は、手にしている参考書をそのまま覚え続けること。覚えることに時間をかけるのではなく、その後に行う確認を何度も行う。確認を10回、20回と行う。スムーズに答えが出てくるようになったら完全に暗記できた証拠。自分を褒める!
今、模擬試験の結果を目の前にして落ち込んでいる人は、過去問演習と同じように、見直しをした後に、時間短縮をして解き直す。本番で、同じ問題が出てくるかも知れないと思いながら、満点が取れるまで解き直す。本番でも問題が解けて喜んでいる自分を強くイメージする。
今、参考書や問題集を開いてぼんやりしている人は、いったん本を閉じて、目も閉じる。目を閉じたまま、あてずっぽうに開いたページから再開する。その単元(章)が終わったら、また本を閉じて、適当に開いたページから始める。前にやったページであっても構わずやる。そうやって、ランダムにやってみて、残ったところを最後にやる。すべて終わらせた自分に、自分でご褒美をあげる。
反対に、やってはいけないこと。
今やっていることを放り出して、新しいものに手を出す。
もっと効率がよい勉強法はないかと、いろいろと探し始める。
模擬試験を受けっぱなしにして、見直しをしない。
不安に翻弄されて、ぼーっと時間をすごす。
寝る・勉強以外のものに現実逃避する。
「間に合う」の「間」とは、本来「畳」をあらわしています。
畳の大きさがぴったりくることから、「十分に足りている」という意味。
合格までに必要なことをやる時間は、十分に足りています。
だから、心配は無用です。
迷わず進め!!
受験生!!