『始めるのに、遅すぎることはない』
「うちの子、今から始めてまだ間に合うでしょうか?」
「本当はもっと早く始めたかったんですけど・・・」
「なかなか本人がやる気を出さなくて」
入塾説明会で、お母様方からよく耳にするフレーズです。
きっと、その言葉の裏側には、
「もっと早くから(勉強を)始めていたら、言われなくても自分から勉強する習慣がついて、テスト前に慌てることもなく、今頃はもっと成績がよくなっていたはずなのに」
という思いがあるのだと思います。
もしかすると、
「同じクラスの○○ちゃんは、いつも成績がよくて、何の心配もなさそうでうらやましい」
なんていう思いもあるのかもしれません。
たしかに、早いうちから勉強の習慣が身についている生徒は、自分で勉強のやり方を工夫し、計画を立てて取り組み、時間を有効に活用して結果を出しているというケースが多く見られます。
けれども、それはあくまでも“他人”の話。
勉強を始めるのが“早い”か“遅い”かという見方は、他人との比較から生まれるものさしです。大切なことは、自分が“今”始めるかどうかという、自分自身の決断です。
このままではマズイから、始めよう。
今の自分を変えたいから、始めよう。
行きたい学校が見つかったから、始めよう。
焦り、不安、希望。
理由は何であっても構いません。
“今”この瞬間から始めることに意味があるのです。
私はいつも、こう言います。
「本人が始めようと思って、始める。今がベストタイミングなんです」と。
だから、「早い」「遅い」は関係ないんです、と。
すべては、ここから始まります。
要領よくやっている他人と比べたり、今までやってこなかった時間を嘆いたりする必要はありません。
始めるのに、遅すぎることはありません。
自信を持って、始めていきましょう!