『仕事は、準備が9割』

『仕事は、準備が9割』

「優秀教室賞」を受賞した影響・反響は大きく、賞を受けたことによる自信、自分たちがこれまでやってきたことに対する確信を、教職員一同が無意識に心に秘めているのでしょうか。心なしか、教室の雰囲気が以前よりも明るくなったような気がしています。まさに意識改革とでも言うのか、心の持ち方次第で、こんなにも空気が変わるのかと、私自身も嬉しく思い、そしてそれが過信にだけはならぬよう、一層気を引き締めているところでもあります。

個別指導塾 稲門学舎では、夏休みに大きなイベントがふたつ「夏期個別講習」「夏季特訓合宿」が予定されています。私は四季のなかで、夏が大好きということもあるのですが、毎年この時期、特に梅雨明けを迎えたあたりからは、ワクワクしてきます。そんな期待の一方で、「この夏、講習・合宿を絶対に成功させる!」という強い使命感を感じながら、私はいま、その準備をすすめている真っ最中です。

先日、あるプロ指揮者(コンダクター)に聞いた話しです。

「私の仕事は、ステージに立つ前に、9割以上は終わっている。いや、
9割以上、終えていなければならない。タクト(指揮棒)を振るうことなんて、
全体の仕事の10%にも満たないんだよ」

『人は、見た目が9割』や、『伝え方が9割』というタイトルのベストセラー本がありましたが、この指揮者から言わせれば、「コンサートは、リハーサルが9割」と言えるのでしょうか。本番はもちろん大事。でも、本番にも増して、どれだけ入念なリハーサルを組めるかということに重きを置かなければならないということです。実は私も、これに似たような感覚を抱くことがあります。つまり、「仕事は、準備が9割」私たちの仕事もまた、同じことが言えるのではないかと。

また、私が人生の師と仰ぐ先輩からは、こんなことも言われました。

「捨てても良い準備があるんだ」

これまた深いお言葉ですが、私の解釈では、準備はしても“やり過ぎ”にはならない。実際に本番で使わなかったとしても、その準備があるからこそ、良い結果が生まれるのだと。言い換えるなら、やって無駄な準備は無いということです。

諸先輩方から頂いた大切お言葉を胸に、講習・合宿の準備をすすめる今日この頃です。来月号では、この夏の大きなイベント「2013夏期個別講習」「2013夏季特訓合宿」について、皆さんへご報告させていただきたいと思っております。


 

              

 

 

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