個別指導塾「稲門学舎」では、私が、保護者の皆様と直接お話しさせていただく機会を、年3回もうけております。先月は、約1カ月間かけて、塾生の保護者様方と個人面談を実施させていただきました。面談の内容は、大きく分けると
①ここ3～4ヶ月での学習内容（成績の推移）
②現在の学習における問題点・改善点
③これから先、3～4ヶ月間の学習プラン（計画）
この3点になります。
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今回は、生徒本人にも同席してもらったケースもありました。1ヶ月間で100件近くの個別面談を振り返ってみて、生徒からの質問には、こんな内容のものが多くありました。
「試験勉強は、いつから始めれば良いですか？」
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皆さんなら、この問いに何と答えますか？
定期テストであれば、「テスト2週間前」と答える方が多いのではないでしょうか？
私は、このような質問をされたときに、必ず彼ら（生徒）に聞き返すことがあります。それは、
「次のテストで、何点取りたいですか？」
「どこ（の学校）に、合格したいですか？」
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単純に、「あなたの目標は何ですか？」という内容の“質問”を投げかけます。自分の中に、目標がしっかりと存在しているかどうかを確認するための質問ですが、6月の面談では、この問いかけに言葉を詰まらせる子が少なくありません。
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なぜ、目標を確認するのでしょうか。それは、「自分がいま、どこに向かっているのか？」を日々感じながら勉強することが大事だからです。「どうも勉強する意欲が湧かない…」「やる気が出ない…」という子がいたら、“勉強そのものが目的”になってはいないだろうか、もう一度考えてみて欲しいと思います。
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授業や自習が終わると、帰り際に「あー、疲れたぁー」と言う生徒がいます。でもそんな子に限って、あまり集中していなかったりすることも…（笑）
「やらされている」と思っているうちは、ストレスが溜まる一方です。本当に達成したい目標やゴールに向かっているとき、人間はつらさを感じないものです。すると、帰り際のセリフも、「疲れたぁー」ではなく、「スッキリしたぁー！！！」に変わるのではないでしょうか。
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冒頭の質問、「試験勉強は、いつから始めれば良いですか？」これに対する、私なりの答えを発表します。
①まずは目標を定め、学習計画を立てる
②目標は100点。ならば逆算して、2週間前には試験範囲を終わらせる
③残りの2週間で、範囲の見直しをする
“勉強のための勉強”ではなく、“目標を達成するための勉強”に頭を切り替えられた瞬間から、日々の行動が変わり、習慣が変わります。「目標から逆算して、“いま”何をすべきか？」

シンプルではありますが、私が生徒を指導する際に、一番大切にしているマインドです。