『勉強する意欲/学習する環境』

『勉強する意欲/学習する環境』

 
 毎年この時期(12月)になると思うことがあります。それは、受験までの残り2ヶ月で「やるべきこと」をハッキリさせるとともに、「今、やらなくても良いこと」も明確にしなければ、最短距離で合格に近づくことはできない、ということです。この「やらなくても良いこと」というのが意外と大事で、やはりそのためには目標の存在が必要不可欠となります。そんなことを考えながら、私はいま、12月26日から始まる「2012冬期個別講習」へ向けて、準備を進めています。

稲門学舎の講習会は朝8時半から夜8時までですから、ほぼ半日教室にいる、なんていう生徒も少なくありません。思い起こせば、昨年の受験生で面白いことを言う生徒がいました。最後の授業が終了した帰り際、冗談交じりに「あぁ~、12時間後にはまたココに戻ってくるのかぁ…笑」と。ため息を吐きながらも、その顔には充実感が漲(みなぎ)っていたのが印象的です。

冬期講習で、1日10時間以上も一緒に過ごすと、普段の授業では発見できないことが分かったりするものです。“時間を共有”することで見えてくること、「性格」「問題に対する間違え方の傾向」・「コミュニケーションのクセ」など。どのように接したら一番効果的に“勉強する意欲”を引き出せるのかと、わたしたち教師も日々勉強であり、毎日が発見の連続です。もしかすると、自宅・学校の次に、1日の時間を長く過ごすことになるかもしれない“塾”という場所。「どんな環境で勉強するか」ということも大切ですよね。家ではどうしても集中して勉強できないという生徒でも、教室に来ればいつにも増して集中して机に向かいます。初めて稲門学舎を見学しに来た方に、「教室が静かですね」と言われることがよくありますが、授業中と休み時間のメリハリをしっかり付けた結果、現在のような“学習する環境”が整備されていったのではないかと思います。これは、皆さんのご協力に感謝です。

普段の授業とは一味違う、講習会の授業。皆さんの“勉強する意欲”を維持するために、わたしたちができる限り、最高の“学習する環境”を整えて、お待ちしております。


 
 
 

 

 

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