『冬期個別講習会』

『冬期個別講習会』

 
   12月26日から始まった【2011冬期個別講習会】は、1月7日をもちまして、無事に終了しました。今年は例年にも増して、充実した講習会でした。8時30分から20時までの約半日。なかには、1日10時間以上も机に向かって、受験勉強をする生徒の姿もあり、彼らの目つきや言動の変化から、いよいよ“本番”に近づいて来たなと、我々もそのことを肌で実感する季節です。この8日間を振り返って、講習会の意義と、その成果を、あらためて考察してみたいと思います。

                                   1 講習会の意義

稲門学舎の冬期講習は、8日間という非常に限られた短期間の講座です。①連日 ②同じ時間に ③同じ講師が授業を担当する。この3つのポイントが、稲門学舎の講習会の大きな特徴です。

週1回の授業では、次の授業までの1週間にトレーニングをサボってしまうと、せっかく習ったことも、現状もしくはそれ以下に後退してしまいます。もちろん、すぐ後退しないように、我々は日頃から宿題という“処方箋”を生徒に与えているわけですが、やはり授業に勝るものはありません。毎日の授業で、前進させるのが「連日開講」の意義です。感覚が鈍る前に、また次の授業を受ける、と言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。日によって登校する時間帯がバラバラではなく、「同じ時間に登校する」というのも、勉強の習慣化には最適です。そして「同じ講師が担当する」ことで、説明の抜けや漏れを無くし、二重に解説してしまうことを未然に防ぐこともできます。

以上3つのポイントが、成績向上への前提条件となり、「目標を明確にした上で、そこに集中して、自信をつける」ことが、この講習会では実現可能となります。

                                 2 講習会で得られた成果

私が担当した生徒で、成績向上が顕著だった例として、中学3年生のMさんのケースをご紹介させていただきます。

Mさんは、昨年12月11日の模試において、数学が44点でした。冬期講習前に、彼女の答案を分析したところ、大問1の【確率・平面図形・作図】、大問2の【文字を使った証明】、大問3の【関数】、大問4の【証明】において、あと30点近くは得点できるのではないかと、私は判断しました。そこで、今回の冬期講習会では、大問1~4のMさんが苦手とする問題だけに集中してもらいました。すると、3日目あたりからでしょうか。Mさんが『出題傾向が分かってきました!』と言いだし、正答率も上がり、『自分にも解けそうだ』と、自信を持った発言をするようにもなりました。目標は明確です。1月15日の模試で、70点以上を取ること。

つい先日、その結果が私の手元に届きました。78点!前回の模試から、わずか1ヶ月の間で、34点のアップ!偏差値にすると47から61へ、実に14ポイントも上がりました。まさに“課題と目標を明確にし、集中した”結果のあらわれです。志望校判定もCからAへ上がり、Mさんはさらなる自信を持って、残り1ヶ月の頑張りを約束してくれました。

次回の講習会は、3月28日より始まる【2012春期個別講習会】です。ひとりでも多くの生徒の「成績を上げ、自信を持たせる」ことができるよう、我々も教室一丸となって、日々前進、そして努力してまいりたいと思います。
 
letter2012-1-tesut.gif
 
 
 
 

 

無料体験のお申込み 電話で問い合わせ