『将来の夢・職業ってどう決めるの?』
皆様こんにちは!
そろそろ涼しくなってきましたね。
さて、本日はある生徒のことを紹介したいと思います。
現在の教室がかつて日暮里駅近くにあった時代に、稲門学舎に入塾してくれたNさん。初めて会った時は小学6年生でしたが、今ではもう高校1年生です。努力家で優秀、学校でも人から頼られることが多く、忙しいながらも充実した学校生活を過ごしている様子。
お母様とも年3回の面談でいろいろお話をさせていただいてきたのですが、面談でのテーマは、最近は勉強面よりもどちらかというと、将来の職業・仕事についてのことが多くなっています。
というのも、Nさんの勉強に対しての吸収力がすさまじく、私とお母様、担当講師の三者が計画したカリキュラムをしっかりとこなし、その成果(偏差値・点数)を悉く手にしてきたのです。ですから「この単元が…」という会話はすぐに済んでしまい、その素晴らしい能力を将来どのような職業で、職場で、資格で活かしていくのかが、私とNさん一家の重要検討事項になっているのです。
前回の面談で、いくつか職業名を聞いており、この夏もそのことについて本人と何度か会話をしていたのですが、つい先日、
「和田先生、少し時間いいですか? 私、将来の方向性が決まりそうです。」
ということで、話を聞かせてもらいまいた。
「私、『人と関わる・接する』ということをテーマにして、そこに、私の好きな「生物」という科目を合わせて考えたら、医療系の職業がいいんじゃないかと思いました。それを両親に話したら、とても喜んでくれました。和田先生はどう思いますか?」
(もっと細かい話でしたが、簡単にまとめてあります。)
このように書くと、Nさんは両親が喜ぶような選択を意図的にしているようですが、そうではありません。いろいろな職業・いろいろな職場を考慮して、その中で自分の適性を踏まえ、医療系の職業が、誇りを持って長く続けていける可能性が高いと判断したようです。
もちろん、その方向性が変わる可能性は十分にありますが、それでもいいのです。
なぜなら、「医療系っていう方向性が決まってから、私、前よりも『勉強を頑張ろう!』って意欲的になれているんです。それがすごいうれしいです」ということです。
教師は、実は生徒から「人生」や「生きる」を学ばせてもらっているように感じます。
私は「塾の教室長」という仕事に就いて、教室という現場で生きていますが、生徒達は私の就いていない職業、働いていない職場で活躍していくのです。それを一緒に調べて考えていく内に、いろんなことを知ることができるのです。教室長と言うのは有難い職業です(笑)。
今年は、おかげさまで西日暮里校開校以来、最大の生徒数になっています。受験生も過去最多記録更新中です。ですが、受験相談だけでなく、上記のような進路相談もしっかり見ていきたいと思います。なぜなら、Nさんのように将来への可能性・方向性を見定めることは、その生徒のヤル気をグンと伸ばすことが出来るからです。
もちろん、「今は何も見つけられない」という生徒もたくさんいます。私もそうでした。
そんな時のヤル気の出し方を知りたい方は、是非ご連絡ください。