『受験期に親が出来ること。』
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、稲門学舎では冬期講習が終わり通常の授業が再開しましたが、生徒達の入試も始まり、どんどん合格情報が入ってきています。
この時期になると保護者の皆様は、ある意味で生徒本人よりも神経質になり、
「私は今、何をすべきか?このままでいいのか?他に何かできることはないか?」
とお悩みになり、私までご相談いただくことがあります。
お気持ちは大変よくわかります。
「え、この時期でそんな間違えをするの……?」
「なんで試験1週間前なのに、家で漫画やアニメばっかり見ているの?」
「代われるなら自分が代わって受験したい……。」
きっとこういう想いをされてきたのではないでしょうか?
私も何度も経験しています。
しかし、こういう考えを親や私が抱いていても、生徒自身は何も勇気づけられたり、力づけられたりしません。親や講師がイライラしていても、直接叱っても生徒のヤル気を削ぐだけです。ですから、この時期は、「どうやったら万全の体調で受験できるか?」だけを考えていただきたいのです。
受験期の追い込みの勉強は確かに大事です。
伸びる要素はまだまだあるかもしれません。
しかし、生徒を、自分の子どもをよく見てください。
疲れた顔をしていませんか?
この時期は勉強していなくてもプレッシャーだけで疲れてしまいがちです。
ですから、私が是非お願いしたいのは、子供が自宅に帰ってきたら、
「おかえりなさい。今日もがんばったね。」
と温かい声をかけていただきたいのです。
そして、しっかり食事をさせ、夏や秋よりも少しだけ多い睡眠をとらせて下さい。
受験生の楽しみはその2つしかないので、出来ることでしたら、この2つを全力で充実させてあげて下さい。
生徒は「美味しい」とも「ありがとう」とも言わず黙々と食べてしまうかもしれませんが、必ず感謝しています。
何卒よろしくお願いします。