『孤独だけれど、孤独じゃなかった』

『孤独だけれど、孤独じゃなかった』

普段できていることでも、試験会場でその実力を思う通りに発揮することが難しい場合があります。今年のセンター試験でも平常通りの力を発揮できず、志望校の見直しを図らなければいけない生徒がおりました。

また、入試には自分の力ではどうにもできない問題も起きます。センター試験当日、日本列島には大寒波が到来しておりました。天候は人間の努力でどうにかできるものではありません。天候をどうすることも出来ない分、不慮のコンディションでも平常心を失わないよう日頃から集中力を養っておくことが肝要です。

つくづくと、受験とは過酷なものだと考えさせられます。

そこで改めて、『受験を突破するのに必要な力』とはどのようなものか、自分の考えを述べたいと思います。

勉強の一歩目は『分かっていることをひたすら繰り返す』ことにあります。
事あるごとに思い出し、そのできたことを繰り返す。繰り返しやることによって、知識を自分の血肉としていきます。言い換えれば、身に付けるためにはその知識を自分で消化するという工程が必要です。それが、『分かっていることをひたすら繰り返す』ということです。その勉強は“一人で行える”ようにしないといけません。

また、未知の問題をどれだけ“自分一人の力”で攻略できたか。その経験値の多寡が、試験で解答に迷う場面が訪れた際に、自信を持って解答できる下地となるのです。答えるのは自分の血肉となった知識と経験からです。自分のものになっていないと『分かっていたはず』の問題もポロポロと間違ってしまいます。

知識を習得するには、どれだけ自分が“孤独になれるのか”がカギになると考えます。
“勉強にどれだけ没頭できたか”、つまり“孤独に勉強した”時間の多い人が合格という結果を手にしていきます。受験を突破する力とは、ある意味“孤独に勉強できる”ことでもあります。

みなさんの中には今、「自分は本当に力がついているのだろうか?」そんな不安に駆られている人もいるかもしれません。そんな時は、思い返してみてください。あなたの周りには、あなたを見守っている人たちが大勢いるはずです。勉強は孤独に行うけれど、本当に孤独になってしまったわけではありません。

稲門学舎の先生たちも、みなそのような“孤独”を経験してきた人たちばかりです。先生たちは、各々の体験談を生徒たちに伝えます。「孤独なのは自分だけではなかった」先生たちの話を聞いて少しでも不安を解消できたら、残された時間、また孤独な戦いを続けてください。

いずれ受験は終わります。

進学した先には、同じような“孤独”を経験してきた、信頼できる新たな友達との出会いが待っていることでしょう。

無料体験のお申込み 電話で問い合わせ