『時は流れて』
皆さん、こんにちは。
秋を通り越して、冬がやってきたような寒さが続いていますね。
風邪をひかないよう、くれぐれもお気を付け下さいね。
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この11月、小学5年生から知っている高3の生徒が2人、第1志望校への合格を決めてくれました。1人は内部進学を決めたYさんで、もう1人は指定校推薦を決めたMさんです。
Yさんは中学受験、Mさんは高校受験で稲門学舎に通い始めてくれたのですが、それぞれの受験を終えても、YさんもMさんもまた稲門学舎に戻ってきてくれた時は本当に嬉しかったです。
小学生の頃から知っている2人が半年後には大学生になっているかと思うと、少し感傷的になります(笑)。
そこで今回は、この2人のことを思い出しながら書いてみようと思います。
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YさんにもMさんにもそれぞれいろんな思い出があります。
Yさんは、お姉さんも稲門学舎に通ってくれていまして、姉妹で特訓合宿に参加してくれたこともありました(ちなみにお姉さんは、前々回の冬の合宿で保健の先生として参加してくれました)。
Yさんとは中学受験の時の文系科目を、そして高3になってからの英語を私が担当させていただいたこともあって、授業だけでなく、自習や合宿も含めていろんな会話をしてきました。叱ることも、励ますことも、本当にたくさんありました。
実は最後のテスト直前、志望学部を下げるかどうか、Yさんは本当に悩んでいたのです。私とYさんで第1志望校を選んだ時のリスクや、選ばなかったことの未来について話して、
「ここまでやってきたから、結果がどうあれ、第1志望のままでいく!」と決めました。
「その方が、きっと後悔しないよね。」と涙ながら話してくれたのが印象的でした。
そして、合格を手にしたのです。本当に素晴らしい。
Mさんは、小学5年の終わりから高3の今までずっと私が担当させてもらいました。
Mさんを語る上で、「中3の1学期」・「夏の反抗期」を語らずにはいられません(笑)
・宿題をやってこない
・授業に来てくれても、挨拶以外、一言も言葉を発さない(挨拶は必ずしてくれました)
・席に着くと同時に寝る姿勢に入ろうとする
こうやって文字にすると、よく塾を続けてくれたなと思います(汗)。
でも、2学期から少しずつ立て直し、第1志望の高校に合格してくれました。
高校生活は体育系の部活に燃えていたので、定期テストの得点をしっかり取らせることで、指定校推薦で大学進学を決めようと、早目からお母様と私で計画していました。
高校生になってからは、あの反抗期が嘘だったかのように穏やかに勉強に取り組んでくれました。小説が好きで、お互いが知っている作家の小説の一部を抜き出し、そこにどれだけ感動したかなど語り合ったりもしましたし、Mさん自身も文才があり、推薦で出願するための文章を書かせても、私が「この表現、いいね!」と感心することもありました。
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YさんもMさんも、「勉強が得意・好き」というタイプではありません。
でもそれぞれに好きなものがあり、そこに個性や個人の想いがあり、そこから会話が生まれ、一緒に未来を語ることが出来ました。
2人の成長は疑いようもなく素晴らしいもので、これからの未来も本当に楽しみです。
2人に出会えたこと、出会わせていただいたご両親にも感謝でいっぱいです。