『姿勢』

8月も半ばを過ぎました。
夏の学習の成果も出始めているようです。

具体的に、
『◯◯のテキストを1冊終わらせることが出来た』
とか、
『苦手単元だった◯◯の苦手意識が無くなった』
など、前向きな成果が得られている場合もあれば、

『◯◯に対する苦手意識が一向に消えない』
とか、
『やればやる程、◯◯に関する課題が見つかって中々前に進まない』
など、ネガティヴな成果もまた、成果です。

方向性として、ポジティブでも、ネガティヴでも、成果と向き合って次の計画を立てるということが大切なのですが、その話はまた今度にします。

今回は、姿勢についてです。

普段、背中を丸めて作業しがちな私が、姿勢の善し悪しや、身体や脳に与える影響の話をするのもおこがましいのですが、しかし、今までの講師人生の中で、すれ違ってきた生徒達を振り返った時、稀有な成果を挙げた皆さんに共通するのは、やはり姿勢でした。

『だから姿勢ってこんな字を書くのだ』と、私に気付かせてくれた生徒と出会ったのは、15年ほど前、その女生徒は国立大学の医学部に現役で進みました。
今では医者として活躍しているようです。

『姿勢』って文字通り、『姿』の『勢い』なのだと思います。
言葉掛けが仕事のはずの私が、言葉掛けを躊躇うほどの勢いを帯びた彼女の自習する姿が、私の中での姿勢への認識を変えました。その姿は今でも鮮明に思い出すことが出来ます。

また、その勢いは、空気を変えます。
ピンと張り詰めた空気が良い訳ではないですが、自然と他の生徒達にも、
『もっと集中しよう』
『帰る前にあと一問解いて必ず解るようにしたい』
といった思いを抱かせていたようです。

夏休みを終えようとしている今。
教室で毎日自習する生徒が増えてくる今。
今年も、そんな生徒が出てくるのかなと、楽しみにしています。

いつも巣鴨校生の隣に
巣鴨校 室長 千石

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