『やり抜くことの大切さ』

『やり抜くことの大切さ』

最近の生徒との会話です。

A君「先生。僕、部活やめたいんですよね…。忙しくて、勉強する時間も削られちゃってます。でも、親はやめちゃダメだって…」

千石(私)「A君、確かに忙しそうだよね。A君が大変なのは見ていてよくわかるよ。でも、ご両親が部活やめるなって言うのも、わかる気がするな」

A君「えっ?どうしてですか?」

千石「A君は、もっと勉強するべきとか、考えているかもしれないけど、今、部活やめて本当に勉強時間は増えるのかなぁ?」

A君「んっ?」

千石「今のA君は、忙しい状況から逃げ出す手段として、部活をやめたら、その分の時間が自由になると思ってないかな?」

A君「ん~、確かにそういう部分あるかも…」

千石「ご両親もA君の本心がそこにあるってお見通しだからやめるなって言ってるんだと思うよ。まずは、今の自分の時間の過ごし方を見つめなおすこと、その上で、部活と勉強を両立する方法を考えてみようよ。その方法を試してみてもなお、やめたいと考えるなら、ご両親にいつまでに部活でこれを達成したら、やめて勉強や他のやりたいことをやる時間を作りたいって相談してごらん。きっと、そこまでやったら、ご両親だって理解してくれると思うよ」

A君「わかりました。ちょっと考えてみます」

 忙しさから逃げたいA君の気持ちは、痛いほどよく分かりました。しかし、「投げ出してしまう」という選択肢よりも、ここまでやり抜いて区切りをつけるという選択肢を彼には選んで欲しいと私は考えました。
その方が、着実に歩を進めることとなり、次のステップでも、自分の成長の為に時間を使えるようになっていると思うからです。

いつも巣鴨校生の隣に
巣鴨校 室長 千石

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