『覚えた?』

授業の冒頭で、よく交わされる先生と生徒の会話です。

先生「宿題で出してあったところ、覚えてきた?」
生徒「はい!」
先生「よし!じゃあ、ちょっと確認するよ」
生徒「はい!」
先生「前回の授業では、不定詞と動名詞のところをやったけど、不定詞ってどんな形だったっけ?」
生徒「えっと、to+動詞の原形です」
先生「そうだね。では、動名詞は?」
生徒「え~っと、動詞にingをつけた形です」
先生「その通り!よく覚えているね。では、今から言う動詞の後に来るのは、不定詞か、動名詞か、または両方か、どれか答えてね」
生徒「はい!」
先生「では、まずは、wantの後には何が来る?」
生徒「えーと、toだから、不定詞です!」
先生「正解!よし、では次。enjoyはどうだろう?」
生徒「ん~っと・・・動名詞です」
先生「いいね、その調子!じゃあ、likeの後は?」
生徒「え~っと、(独り言のように)like to ~だから、不定詞、あ、でもlike ~ingもあるから、両方かな?」
先生「ん?どっち?」
生徒「両方です」
先生「正解。答えはあっているんだけれど、できることならもう少し自信を持って答えてもらえるといいな」
生徒「・・・はい。」
(授業は続く)

授業の冒頭で、先生からの「覚えてきた?」という問いかけに対して、生徒は自信満々に「はい!」と答えています。
実は、既にこの時点で、先生と生徒の会話には大きな隔たりが生まれています。

先生にとっての“覚えて来る”という状況は、おそらく訊かれたら即答できる状態になっていることだったのでしょう。一方、生徒の“覚えてきた”という状況は、その場で思い出しながらも正解を出せる状態だったのかもしれません。

これは、全ての教科に通じることですが、ひとえに学習面で「覚えた」状態というのは、質問されたら条件反射的に即答できる状態のことを指します。そのためには、何度も何度も見ては覚え、聞かれては答える、というプロセスが不可欠です。

定期テスト勉強でも、受験勉強でも、出題者から要求されているレベルは同じ。
今までのテスト勉強を振り返り、そこまで覚えこんでテストに臨んだことのある人はどれだけいるでしょう。

今からでも遅くありません。
勉強のやり方を見直す良い機会です。
まずは、自分のこれまでの「覚えた」という基準を引き上げることから始めてみましょう!
(ちなみに稲門学舎の先生は、個別指導を通して、こうした勉強のやり方を日々指導しています)

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