『笑顔』
受験勉強も佳境に入り、志望校のボーダーライン上の生徒は時間との闘いになって来ます。現状で合格ラインを大きく超えている生徒はほんの一握り。ほとんどの受験生はそのラインを超えるために、自分を成長させる試みをギリギリまで継続していかなければいけません。
そんなピリピリムードが漂いそうな中でも、忘れてはいけないことが一つあります。
それは笑顔です。
緊張していると、勉強してもなかなか身にならないので、意識的にリラックスしている状態(笑顔)をつくることが大切ということです。
勉強はできるだけ効率的に進めていかなければいけませんが、ともすれば世の中のすべてを敵に回したような雰囲気を身に纏って勉強に没頭する受験生も中には見受けられます。合格するためにあと何点必要なのか、そのためにはどのくらい新たな知識を習得しなければいけないのか、そして、知識の習得に自分はどのくらい時間がかかるのか、徹底的に見直しを図ろうとする結果、逆に自分の限界が見えてしまい、「一発逆転の可能性は決して高くは無い。自分が行きたいところに行けないかもしれない」という現実だけが重くのしかかって潰れそうになってしまっている。かといって、現実を見ないようにただ闇雲に勉強を進めても、それはあまり効果的ではありません。
そうなってしまう前に、笑顔を作りましょう。
自然な笑顔でなくても、意識的に作るだけでもリラックス効果はあります。
とはいえ、一人で笑顔を浮かべていたら少し恥ずかしいですよね。
そんな時は稲門に来ると良いですよ。
私たちとコミュニケーションを取れば、自然と笑顔になりますから。
余談かもしれませんが、先日、『いい笑顔ですね』と褒められたことがありました。
社交辞令もあるのでしょうが、その一言だけで、その日一日が大変気持ちよく過ごせました。私も、いい笑顔を見せてくれた生徒には「いい笑顔だね」とお返しをしたいと思います。