『スランプ』

 夏の暑さも遠ざかり、見上げれば空には秋めいた雲がたなびく季節となりました。

―振り返れば、夏期講習は頑張ったな、俺。
―模試の結果も、まだ満足できるレベルではないけど、以前と比べればましになったな。
―あんなに苦手だったセンター数学も、なんだか少しできるようになった気がする。
―単語帳も3周目に入ったし、少しは単語力もついてきたんじゃないかな。
―ああ、もうセンター試験の出願なんだな。早いな。
―あれ、入試本番まであと何日だ?
―このペースでやっていて、間に合うのか、俺?
―やべぇ、このままじゃダメだ。もっとペースを上げてやらないと。
―あれ?計画通りに進んでいると思ったけど、この問題集、まだ手付かずじゃん!
―あ!こっちの問題集もしばらくやってなかった。久しぶりに広げてみたら結構忘れてるじゃん!
―ああ、だめだ。やることが多すぎて、何から手を付けていけばいいのかわからなくなってきた。
―あれ?携帯ゲームなんてやっている場合じゃないぞ、俺。
―ああ、気づいたら3時間経ってる!なのにこれだけしか進んでない!
―やらなきゃ、やらなきゃ、と思っているのに、あたまが動いてくれない。
―どうしたんだ?俺。
―ああ、なんだか自信がなくなってきた。
―もう、ダメかもしれない。
―ああ、ああ、ああ・・・

まったくこの通りではなくても、似たようなつぶやきを頭の中で続けている君。
まちがいなく、それは「スランプ」です。

「スランプ」を辞書で調べると、
【スランプ】
…気力や体力が衰え、心身の調子が一時的に不振になっている状態のこと。また、原因がつかめず、ある種の混乱状態に陥り、実力が発揮できず、成績などが一時的に落ち込んでいる状態のこと。

ここで注目してほしいのは、「一時的」であるということ。
出口のないトンネルはない」「朝の来ない夜はない」などと言いますが、まさしくその通り。スランプの状態は人それぞれですが、立ち止まっている暇はありません。スランプ中だろうがなんだろうが、前進あるのみ。今、目の前にあるものだけを見据えて、取り組んでください。

どんな人にも「スランプ」はつきもの。
ここで、一流スポーツ選手の「スランプ脱出法」を紹介します。誰もが「スランプ」に悩まされ、自分なりの脱出法を見出しています。このレターを読んでいる皆さんの脱出法の参考になれば幸いです。

中村俊輔(サッカー選手)>
書くという作業をすることで、自分の気持ちや考えを整理できる。
 (ノートを書くことで落ち着けるし、過去の自分の歩みが綴られているから、時間が経ってからそれを読むと、いろんなことを再発見できる)

北島康介(競泳選手)>
他人との比較ではなく、自分に対する絶対評価から、自分自身、ひいては物事を捉える。
 (周囲の影響など全く関係ないから、周りに流されないし、ダメだった時は周りのせいにしない。言い訳をしないから、次につながる課題を自分で見つけます)

イチロー(プロ野球選手)>
一打席ごとに勝った負けたと騒がない。
 (失敗を引きずると、次のチャンスではその失敗の回数分のプレッシャーを感じるので、一回一回を新しいものとして受け入れる)

宮里藍(女子プロゴルファー)>
何かを捨ててシンプルに。
 (ゴルフは5時間の内ショットは15分ほど。残りの4時間45分をどうリラックスできるかが大切なんです。つまり、気を抜く時は抜いて、締める時は締める。気持ちの切り替えが大事なんです)

長友佑都(サッカー選手)>
おいしいものを食べたらそれをおいしいと感じること。そしてそれに感謝すること。
 (感性を十分に使うことで視覚が覚醒し、視界が広がり、切り込んでいく道筋が見えてくるということです)

落合博満(元プロ野球選手・監督)>
私が気を配っていたのは、よく食べること、よく眠ることである。
 (精神的なスランプからは抜け出せない原因は、食事や睡眠のような基本的なことにあるのに、それ以外のところから原因を探してしまうんだ。なのでしっかり食べて、よく寝ることがスランプ脱出の鍵)

王貞治(元プロ野球選手・監督)>
スランプを脱出するには、練習しかない。練習で本来の姿を戻すしか方法はないんだ。

野村克也(元プロ野球選手・監督)>
一度、自分の足もとを見直してみる。

アーノルド・パーマー(プロゴルファー)>
もっとゆっくり歩きなさい。やることのすべてをゆっくりやるのだ。

いかがでしょうか?脱出法は一つではありません。
みなさんも、自分なりの「脱出法」、探してみてください。
(参照)NAVERまとめ

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