１月も中盤に差し掛かり、すでに入試が始まっているという受験生も多いでしょう。
幸先の良いスタートを切った人もいれば、緊張のあまり力を発揮できていないという人もいるかもしれません。

でも、まだ入試は始まったばかりです。
期待していた結果が出ていなくても、あきらめてはいけません。

受験を意識して勉強を始めた頃を思い返してください。
志望校に合格して、入学している自分の姿を思い描き始めたあの頃に。

それから今日という日までの間、いろいろなことがありました。

受験勉強を始めてみてわかった、自分の得意と不得意。
テストや模試の結果に、望みをかけたり、落ち込んだり。
覚えたはずのものが肝心なときに出てこなくて肩を落としたり、気がついたらそれまでできなかったことができるようになっている自分に気がつき自信がついていたり。
親や兄弟、先生の言葉にイライラしたり、励まされたり。
自分自身が嫌になったり、好きになったり。
勉強以外の悩み事に振り回されたり、安心させられたり。
過ぎ去る時間に焦り、戸惑い、投げ出し、また集中力を発揮したり。
押し寄せる不安とひとり闘い、強がりを言ってみたり、挫けそうになったり、でもやるしかないと自分に気合を入れて机に向かったり。

そして、今という時を迎えています。

人によって、受験勉強をしてきた期間の長さは異なるでしょうが、その長さに関係なく、そこで味わう喜怒哀楽は似たり寄ったりです。

そして今、これまで積み重ねてきた努力と、それに伴う心の葛藤の数々を通して成長した自分が試されているのです。

物事には、「始まり」があれば、必ず「終わり」があります。
最後の試験日まで、あきらめることなく、全力で走り抜いてください。
最後の最後まであきらめずに、力を出し切った人は、いかなる結果であろうとも、受験を「完了」させることができます。

あと、もう少しです。
君の受験を見事「完了」させてください。
応援しています。