皆さんこんにちは
2016年、最後の室長レターですね。
このような「書く仕事」を頂いていると、自分自身や教室のことを俯瞰して見る時間をつくることが出来て、ありがたいと思っています。
今も自宅のＰＣの前に座り、最近の教室のことだけでなく、2016年全体のことを思い返していたところです。

去年の私と今年の私、そして来年の私は、きっと違う。

そんなことを考えていたのです。
もっと短く言えば、昨日と今日、明日でも違うのかもしれません。

ただその違いのきっかけになるのは、私は「出会い」だと思うのです。

出会いとは勿論「人との出会い」が大きいと思いますが、音楽や小説、映画、漫画、アニメなどの「作品との出会い」もあると思います。

その出会いの中で、自分が思いつかなかった考えや言葉に触れ、世界に触れ、可能性を感じ、自分の未来を考えることになるのです。

外の世界に触れることで、自分の可能性を想像し、その未来を創造することに意欲を持ったり、困難さを感じて落ち込んでしまったり、触れる前には持っていなかった感情が身体に宿っています。その感情を、今さらなかったことになんてもう出来ません！

……と、こう書くと、まるで恋のようですね(笑)
でも、自分の未来を信じるってことは、自分の人生に恋をすることなのかもしれません。

恋をすれば、日常が輝くと同時に、自分の中の醜さに気づくこともあります。
知りたくなかった自分に出会い、恋なんてするんじゃなかったと思うこともあります。
同じように、未来に対して夢を見ること、目標を持つことは、努力する活力をもたらしてくれると同時に、達成できない不安感や焦りを生み出します。
恋でも夢でも、時には絶望が襲ってくることもあるのです。

でも、私達はそうした経験を通して確実に変わっていきます。
そして今までとは違った視点で、色彩で、世界を見るのです。

今は重要です。未来を作るのは今の自分ですからね。でも今がすべてではないのです。
今が辛くても、不安で眠れない日々が続いても、必ずこの日々を、懐かしさを伴って振り返られる日々がやってきます。

テストや成績への不安、受験の不安、人間関係の不安、就職や社会への不安。
不安は多く、インターネットの世界はネガティブな言葉や意見が飛び交っています。
そんな今だからこそ、未来を信じることに価値があり、自分の物語を思い描き、今できることを考える、それが大切なのではないでしょうか。

もし１人で思い悩み、答えが出ないようなら是非、教室にお越しください。
授業でも、自習でも、勉強をして過ごした後に食べるご飯は、きっと美味しいはずですよ。

＊追記
１０月に、私の“試験体験”を書かせていただきましたが、保護者の方から何件かお問い合わせをいただきました。気にかけていただきありがとうございます。つい先日発表がありまして、おかげさまで無事合格しておりました。ご報告までに。