『出会い』

受験シーズンまっただ中ですが、
成績を上げるためには正しいやり方で勉強する必要があります。
正しい勉強のやり方とは「約束事を決め、それをちゃんと守る」こと。
約束事とは、勉強のタイムスケジュール(授業や自習の時間)を決めることや、問題の解き方なのですが、大事なのはそれを継続していく事です。
何事も継続することは楽なことではありません。困難に出会ったとき、生徒を励まし、背中を押せる存在が貴重になります。その存在とは周りにいる大人たちです。
塾に通うメリットが正に此処にあると感じる出来事が先日ありました。

昨年まで通っていた生徒で、中学1年生の時に稲門学舎に入塾した生徒がいました。その生徒はすごく勉強が苦手で、入塾当初は学校の授業にもなかなかついていけない状況でした。塾に来ても、どちらかというと友だちに会いに来ている感覚で、自習にも顔を出さず、宿題も真っ白で提出していました。担当教師は、「宿題はやってますか? 自習にもちゃんと来てね」と塾に来れば必ず声を掛け、塾を休んだ日も電話をかけて生徒を励ましていました。そうやっていつしか、宿題もちゃんとやって来るようになり、言われずとも自習に毎日通うようになり、学校の定期テストの点数も上がり、とうとう無事に志望の高校に合格しました。高校に入学し、その生徒はいったん塾は辞めることになったのですが、先日その生徒の保護者と話をする機会がありました。その際、高校の数学の定期考査で学年2番になったこと、今でも担当していた先生の教え方が分かりやすかったと口癖のように言っているということを教えて頂きました。
担当教師は当時学生で、現在は既に卒業就職されているのですが、そんな報告が保護者から頂きましたよと伝えると、感慨深げにその生徒にまつわる思い出話をしてくれました。教師にとってもその生徒との出会いが自身の成長に繋がっていたようでした。

塾では勉強のやり方や教科内容を教えることが出来ます。
一番大きいのは教師との出会い。その子にとって、信頼と尊敬できる教師との出会いが生徒の成長を大きく促します。そのような出会いをたくさん作り、未来を担う人材がたくさん生まれれば何よりの喜びだなと感じた次第でした。

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