『2011夏季特訓合宿』

『2011夏季特訓合宿』

 
先月、8月12日から8月16日までの4泊5日、稲門学舎毎年恒例の『夏季特訓合宿』に行って来ました。

毎年30名が定員の特訓合宿ですが、今年も例年通り、定員を超える数のお問い合わせを頂き、大変感謝しております。中には、「今回で5年連続の参加です!」という生徒や、稲門の塾生だけではなく、この合宿だけに参加する生徒の姿もありました。今回、一番遠いところで、栃木県から参加してくれた生徒もいました。参加生徒数は30名。教職員をあわせると45名という大所帯ではありましたが、何よりも、怪我なく事故なく、体調不良者も1名も出さずに5日間を無事に過ごすことができました。

私自身としては、今回で7回目の合宿。責任者として初めて参加した、昨年『2010夏季特訓合宿』の体験を活かしつつ“初心”を忘れずに、責任者としての任務を全うしよう。そんな想いを胸に、初日を迎えました。

1日12時間の勉強時間。普段の生活でこれを実践しようとしても、そう簡単にできることではありません。この合宿で、私が生徒に対して言い続けたことは2つありました。

ひとつは「時間管理」です。授業の合間の休み時間は10分ですが、次の始業チャイムが鳴る「30秒前着席」が合宿のルールです。初めのうちは、チャイムが鳴ってから慌てて着席する生徒の姿も見受けられましたが、2日目・3日目あたりになると、体が覚えているのでしょうか、生徒が自主的に「もうチャイム鳴るよ!早く座ろう」といった声かけをするようになります。これには感心しました。最高の学習環境を整えるための規則とはいえ、生徒たちからすると“細かいルール”かもしれません。ですが、「勉強する姿勢」のスイッチを入れるためには、非常に大事なことです。こういったことも、合宿という“非日常空間”だからこそ成し得る業だと思います。

もうひとつは「目標達成」です。5日間・合計52時間を乗り切るために必要な要素。それは、生徒ひとりひとりが掲げた目標です。ちょっと頑張れば届いてしまうような目標ではモチベーションが上がらない。かと言って、あまりにも手が届かない、遠すぎる目標でも、力づけられません。5日間を終えたときに、自分がどうなっていたいか。何を達成したいのか。では、そこから逆算すると、いま何をするべきなのか。担当する先生と生徒で、事前に打合せの面談を実施しますが、こういったプロセスを経て、生徒ひとりひとりに見合った目標を我々が設定し、生徒自らの言葉として「宣言」させます。最終日の閉会式で、清々しい顔を皆が見せてくれるのは、その達成感があるからです。

合宿終了後には、たくさんのお手紙を頂きました。その中でも多かったのが「また参加したいです!」というご感想でした。始まる前に、あれだけ不安を抱えていた生徒たち。終ってみれば、合宿の虜になってしまいます。この達成感は、「参加した者にしか、分からない」特別な体験です。次回は、12月30日~1月2日の3泊4日『2012正月特訓合宿』です。冬の合宿は、夏と違い、受験直前の独特の雰囲気があります。そういった環境で勉強したい方に、ぜひとも参加して頂きたいと心から願っております。


 

 

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