『「現在」というかけがえのない時間』

『「現在」というかけがえのない時間』

新年、あけましておめでとうございます。

12月26日から始まった『2012冬期個別講習』も、1月7日をもって、全日程を無事に完了いたしました。1日10時間・8日間で80時間。これだけの時間を、生徒の皆さんとともに過ごすと、「やっぱり、講習会って凄いな」と、私も毎年実感します。たとえば、週1回・90分のレッスンの場合、1ヶ月でもトータル6時間。一方、講習会の場合は、1日3コマ(1コマ120分)授業を受ければ、もうそれだけで6時間。午前中2コマ授業のあと、お昼ご飯を食べて1コマ授業を受け終わったのが、通常授業の1か月分に相当する。ということになります。

ですから、普段の授業では、授業を受けてから次の授業までの1週間で、何をどれだけ勉強するかということが非常に大事になります。そのために、わたしたちは、生徒の学習習慣が鈍らないよう、また学力が向上するよう、「宿題」や「自習課題」といった“処方箋”を出すわけです。1週間を分単位で計算してみると、

            1週間(7日間) = 24時間×7日 = 168時間 = 10,080分

となります。さらに“週1回・90分の授業”と “それ以外の時間”(睡眠その他の時間も含む)を対比してみると、実に
                                            90分 : 9,990分

となり、この数字だけを見ても、いかに「宿題」と「自習課題」をきっちりこなすことが重要かということが、分かっていただけるのではないでしょうか。

講習会に出席した生徒は、翌1月8日から、また通常の時間割に戻ります。すると、どうでしょう。彼らの多くは、「えぇ!?もう終わり?普段の授業って、こんなに短かったんだぁ…」っと、感嘆を漏らします。それくらい、講習会の充実感が半端ではなかったといことだと思います。

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つい先日、センター試験が終了し、私立高校推薦入試の結果も出揃いました。ここから先は、都立高校の推薦入試、2月1日には東京都の中学受験が解禁されます。さらには私立大学入試、2月23日には都立高校一般入試。それから国公立大学入試。わたしたちにとって、一年間で一番緊張感が高まる時期に入ります。そしていま私は、受験直前・最後の模擬試験の帳票を返却しながら、生徒と1対1の個人面談を実施しているところですが、その中で私が彼らに伝えていることが、2つあります。

                                   1.がんばったら
                               その分、嬉しさも倍増する

                              2.中途半端にやって得られた
                             結果(成果)を、人は大切にしない


人生の岐路を決めると言っても過言ではない、“受験”という名の分岐点。生徒の皆さんには、悔いのないよう、「現在」というかけがえのない時間を、精一杯生きて欲しいと思います。「現在」というかけがえのない時間。そうです。もちろん、いま最大限の時間を費やしてやるべきことは、受験勉強。個人面談の中で、私はこんな話しもします。


                          「受験勉強って、受験が終わってから
                           やろうと思っても、できないでしょ?」

当たり前ですよね(笑)どこかの予備校のキャッチフレーズにもありました。「いつやるのか?今でしょ!」と。まさにその通り。今しかできないことを精一杯やって、「あのとき勉強していて良かった!」と思えるくらい頑張ってもらいたい。そんな想いです。

“合格の吉報”は年に1回しか味わうことができません。こういった職業柄、結果が出て一番嬉しいのは生徒でも保護者でもなく、もしかしたらわたしたち教師なのかもしれません。それくらい、何度体験しても嬉しいものですし、教え子の笑顔を見ると毎年感動します。

生徒の皆さんが最高の結果を得られるよう、最後まで全力でサポートすることをここに宣言し、私自身も「現在」というかけがえのない時間を、精一杯生きたいと思います。

 

 

 

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