『 失敗は成功への第一歩 』
みなさんが、『失敗した』と思うときはどんなときですか?
『失敗』を別の言葉で言い換えれば、『自分の思い通りに行かなかった場合』となるでしょうか。
たとえば、日々の勉強における失敗では、「模試や定期テストの点数が目標に届かなかった場合」に失敗したと感じるかもしれません。
自分が本気で目標を立てて、その達成のために努力したのなら、目標不達成という結果には少なからずショックを覚えるものです。
ただ、ここで重要なのは、『失敗の捉え方』にあります。
失敗は、「目標達成のために必要なこと」と考えるのです。
成功するためには、「自分の弱点」を明確に把握し、それを克服していかなければなりません。
しかし、「自分を客観視する」ことはなかなかできません。
特に、「自分の弱点」ともなると、誰もが目を背けたくなります。
では、どうすれば「自分の弱点」を発見することができるのか。
それは、テストに本気で挑むことです。
本気で努力するからこそ、「失敗した」という体験をし、その「失敗の原因」が見えてくる。
つまり、失敗をしたかどうかで、自分のテストに対する努力の“本気度”も見えてくるということです。
もちろん、ただ失敗をして、自分の弱点が見つかればいい、という訳ではありません。
テスト後のアクションが大切です。
テストが終わった直後には、“テスト直し”と“目標の再設定”を必ず行いましょう。
発見した「自分の弱点」を克服できた場合の目標を定めるのです。
このひと手間によって、失敗が成功への近道になるのです。
さらに、テストの直しと目標の再設定を予定に組み込んでおけば、テストの結果が思い通りでなくても、すぐ立ち直ることもできます。
また、計画通りに予定がこなせていないときも、『失敗した』と感じる場合があります。
計画通りに勉強が進んでないと、「そもそも本気で勉強できていない、自分の弱点を探すことすらできない」と落ち込んでしまいます。
一度計画を立てた以上、その計画通りに予定を遂行しなければならないのですが、予定である以上、不測の事態は常に起こってしまうものです。
その場合はすぐに計画を修正しましょう。
非現実的な計画になってしまったら、どんなに緻密に立てた計画だったとしても力を持ちません。
計画は自分を励ますためのものですので、常に最新の計画を反映(アップデート)させましょう。
以上をまとめると、失敗したと感じるのは本気で挑んだ証。
挑んだ後はできなかったところを明確にし、目標の再設定をする。
計画にずれが生じた場合、その計画は自分を励ます力を喪失するので、計画の修正を行う。
『失敗』を『失敗』と認めることは心に大変負荷がかかります。
失敗は成功への一歩であると肯定的に捉えること。
そのためには失敗のすぐ後にアクションを起こすことが肝心です。