『夏休みの過ごし方』
夏休みが始まって、はや一週間が過ぎました。
受験勉強や夏休みの宿題は、計画通り順調に進んでいるでしょうか?
夏休みは、学校の授業がなく、一人で勉強する時間が普段よりも断然多くなります。
ダラダラと時間だけが過ぎていく・・・なんてことにならないよう注意したいものです。
(余談ですが、私は、夏休みの宿題をためがちな子どもでした。とくに「読書感想文」がキラいで、夏休みの最終日に、原稿用紙のマス目を文字で埋めるのに四苦八苦した記憶があります。よい子は決して真似しないように!)
さて、充実した夏休みを過ごすには、“コツ”があります。
その“コツ”とは何か?
2つあります。
一つ目は、『整理すること』。
ここでいう「整理」とは、「必要ないものを取り除く」という意味です。
夏休みですから、あれもやりたい、これもやりたいという気持ちでいっぱいでしょう。
時間がたくさんあるように思えますが、冒頭で触れたように、気をつけないとすぐに時間は過ぎ去っていってしまいます。
今、頭の中にある「あれもやりたい・これもやりたい」ものの中で、「必要ないもの」は何でしょう?
《夏休中に必ずやらなければいけないもの》…受験勉強、学校の宿題、など
《必ずしもやらなくていいもの》…携帯ゲーム、など
まずは、この2つに分類してみましょう。
次に、この《夏休中に必ずやらなければいけないもの》の中から、
《今やらなければいけないもの》…(受験生なら)1,2年生の復習、など
《今でなくてもいいもの》…志望校の過去問研究、など
に分け、優先順位の高いものから先に集中的に取り組みます。
こうして、「必要」で、「優先順位」の高いものから完了させていき、それらが積みあがっていくことで、『達成感』が生まれます。この『達成感』が、“充実した夏休み”となるのです。
そして、二つ目は『稲門学舎に来ること』です。
夏休みの間、稲門学舎に来て、授業を受けます。授業がない日は、自習をします。
授業でも自習でも、勉強をすれば必ず発見があります。新たに身につけた知識は、あなたの世界を広げてくれます。
あなたが教室で課題に取り組み、手にした成果を報告してください。
勉強したこと、身に付けた知識があなたにとってどんな意味があるのか、どれくらい努力したのか、私たちはその意義を承認します。解けた問題や解けなかった問題はなかったか、どんな発見があったのか、手柄や悩みが生まれたらそれを他人と共有したくなりますよね。それを話す相手が塾にいるんです。
たとえ一日でテキストが1ページしか進まなかったとしても、達成したことを私たちと共有しましょう。
夏休みはあっという間に過ぎます。その間に少しでも達成した事実を積み重ねて下さい。
私共もそのための一助になれたら幸いです。