『英語の学習方法をもう一度見直してみませんか』
まったく英語を知らない人が、生まれて初めて英語の学習を始める時、「フォニックス」と呼ばれる学習方法があります。「フォニックス」は、日本語では「音声学」と訳されることが多く、アルファベットや英単語を初めて見た人が、視覚でとらえた文字を「英語の音」として認識し、正しく発音する練習方法のことを言います。
私も、かれこれ20年近く、英語の指導に携わってきました。そんな中で、非常に多くの生徒さんが、こんな悩みを持っていました。
「英単語が覚えられない…」
英語を学習する上で、英単語を覚えることができないということは、大きな障壁になることは間違いありません。例えば、中学生の段階でこの状況を放置してしまうと、英単語が覚えられないことで英語に苦手意識を持ち始め、いわゆる「英語嫌い」に発展していきます。このまま高校生になると、さらに長くて難しい単語などは、正しく発音することすらできず、その意味を覚えることは全く不可能になってしまいます。長文読解中心の大学入試の問題は、手も足も出ない状況になってしまうかもしれません。
英語学習において最も大切なことの一つは、「単語を正確に発音できる」ということです。
英語が苦手と言う人の共通点は、中・高校生を問わず、正しい発音ができないところにあります。毎年、稲門学舎には英語を苦手にしている生徒さんたちが沢山やってきます。そして、その多くが、発音できない単語にやられてしまっているのです。
英語の学校教育は小学校の高学年から始まり、中学生になると本格的な学習が始まります。実はこの段階で、きちんとした発音方法「フォニックス」が大切になってくるのです。この段階から「正しく単語を発音する」という習慣化が大切なのです。ただし、手遅れということはありません。英語を苦手にしている高校生でも、単語をきちんと発音することを徹底すれば、単語を覚えることはもちろん、長文を読解する学習効果が高まるのです。発音なんて…と軽く考えず、今からでも基礎に戻り、正しい学習方法を確立することで、英語嫌いを克服しましょう。
きっと、今までとは全く違った感覚で英語が読めるはずです。