『センター模試の英語で150点を超えることとは?』
おかげさまで、2010年の稲門学舎の夏期講習も終了しました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。私自身も講師として講習を担当していましたので、楽しく、あっという間に過ぎてしまった印象がありますし、多くの生徒と一緒に「40日間、300時間」を達成できたのは、本当に嬉しい限りです。
さて、最近、もっとも多く受けた相談が、「センター模試の英語がとれない。」というものでした。相談してくる多くの生徒は、学校の定期試験では常に8割を超えています。内申点も高く、学校の成績は問題ありません。なぜでしょうか?先ずは、今回は、英単語についてお話します。
学校の定期テストでは、決められた範囲の単語や英語の本文や訳文を暗記してしまえば、7割は取れるように作成してあります。覚えなくてはならない新出単語は300語もあれば多い方ではないでしょうか。しかし、センター試験で6~7割を超えるためには、基本単語を含めると、約3000語は覚えておく必要があります。桁が違うのです。テスト1週間前辺りから必死で勉強してどうにかできる語彙数ではありません。ですから、出来れば1年生から、遅くとも2年生の初夏あたりからは、徐々に語彙数を増やしていくことがMARCH以上の大学合格を目指す人には必要最低条件と言えるでしょう。でなければ、赤本を買って各大学の癖や特徴を掴むために取っておきたい高3の秋以降の時期を、単語習得にのみ費やしてしまいかねません。
もちろん単語だけでは英文は読めません。1つ1つの単語は知っていても、文にして意味がわからなければ、本文を理解しているとは到底言えません。では文法か?いえ違います。自分の持つ語彙力で長文に向き合い、直訳し、理解していく速読の特訓をすることです。
次回以降に詳しく書かせていただきますが、センター試験では時間配分が非常に大切です。
1つ1つの英文を精読している時間はハッキリ言ってありません。速読が重要な鍵になるのです。流し読みできる所は流す、この判断力も自分の中で養わなくてはいけないのです。私個人としては、Z会出版の「速読単語帳 必修編」を使い、生徒を指導しています。指導法は当然秘密なのですが(笑)、4月に70点以下だった高校1、2年生達が、8月上旬には100点超えをしており、受験生達を驚かせています。
今すぐ始められる勉強法があるのです。来週はより実践的な「時間配分」について書かせていただきます。 お楽しみに!